2010年04月27日 23:14

セレッソ戦の補足:ブルゾのイエローの判定

カテゴリ:小ネタ
先回の記事の、セレッソ大阪戦について補足です。

↓こちらの動画の 5:11 のところから再生して下さい。



ブルザノビッチがゴール前で転倒しましたね。

Mixi、Twitter、ファンブログの書き込みを見渡してみると、

 「ブルゾはわざと転んだ。」
 「ブルゾはあそこで自分でこけるな!」
 「自分で転んでおいて、審判に文句を言うな!」

という声が目立ちます。
ブルザノヴィッチがわざと転んだ、というのです。

解説者の山本昌邦さんまで、
「あ~、自分の足(にひっかかっている)ですよね。」
とコメントしています。


しかし、私の判定では、
あれはまぎれもない『審判の誤審』です。
しかも、「2重の見落とし」です。


いいですか。
5:29のスローのところから何度も再生してよーく見て下さい。

まず、ブルザノヴィッチがディフェンダーの前に完全に入り込みますね。
その後、まず相手の1つ目のファールとして、わざと手を使っています。

前を走るプレーヤーをわざと両手で挟んで動きを止めるのは、完全にファール行為です。
どう見ても、完全に手を使っている。競り負けたと見て、わざと。
今シーズンから、手を使ったファールを厳しく取らないといけないのに、この審判は見落としました。
これが1つ目。


続いて2つ目のファールです。

上の動画の、5:32の一瞬に、
「さりげなく、DFが足をひっかけている」のです!

足といっても、DFの足の“つま先”が接触したのではありません。
ブルゾの左足に、DFの“左足の太ももの内側”が接触しているのです。

DFの左足太ももが、ブルゾの後ろに延びた左足をひっかけている。

結果、ブルゾは後ろにあった自身の左足を前にもっていく際に、自身の右足に左足をぶつけた。

だから、ブルゾはマジで転んだのです。
だからこそ、頭がガクッと下に落ちる様にバランスを崩したのです。
だからこそ、ブルゾは本気で審判に怒ったのです。

これはきわどい判定ですが、やはりビデオで見ると、
足がかかって転んでいることは間違いありません。


でも、あれを見抜くのは難しいですね。
だから、審判を責めることもできないと思います。
せめて、両手を使ってわざと挟み込んだ反則を取って欲しかった・・・。

逆にDFがうまかったと評価すべきかも知れません。
ディフェンダーの皆さん、あれは使えますよ。。。
両手を上に上げつつも、足は太もも辺りで軽くはたく。


ブルザノヴィッチにとっては不運でした。

でも、このブログを見てくれている真のグラファンだけは、
ブルザノヴィッチの味方でいてあげて下さいね!

セレッソ大阪戦の補足は以上です。


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Posted by Rito │コメント(0)

2010年04月26日 03:39

セレッソ大阪VS名古屋グランパス

カテゴリ:試合結果
セレッソ大阪VS名古屋グランパス
の試合結果は、0-1で名古屋グランパスの勝ち。

ロスタイムにグランパスのエース玉田圭司がフリーキックで決めてくれました!


      玉田
マギヌン        金崎

      ブルゾ

  三都主   直志

阿部  増川  闘莉王  隼磨

       楢崎



      播戸竜二

 香川真司 家長昭博 乾貴士

    羽田憲司 アマラウ

尾亦弘友希 上本大海 茂庭照幸 高橋大輔

     キムジンヒョン




ケネディーが前節と同様、腰痛で欠場。
そんな中、玉田の復帰は心強いものでした。

玉田圭司のドリブルはケガ明けにもかかわらず、やはり目を見張るものがありました。

ストイコビッチ監督は、終盤になっても玉田を変えずに使い続けました。
玉田は足をつりそうになりながらも全力でプレーしていたわけですね。
そしてロスタイムに正確なキックでチームをみごと勝利へと導いてくれました。

やはり名古屋のエースですね!
これぞエースです!

玉田が欠場したらチームが苦しくなった。
玉田が戻ったらチームが勝った。

この事実と実績は、大きい意味を持っています。

今季、大事な試合(例えば第一節のガンバ大阪戦)で結果を出している玉田圭司。
前節で負けてしまって、そのままズルズルと下降してしまうかどうかの瀬戸際だったとも考えられる今節で、それを払拭してくれました。

今日の玉田の1点によって、
「今年は優勝を目指す!」
というチームとサポーターのモチベーションが高いままに維持されたと思います。
これは大事なことです。




続いては、楢崎正剛。
今日の楢さんはいつもにも増して“神がかって”いましたね。
神がかり的なセーブの連発です。

セレッソの公式サイト上の試合後コメントでも、
FW播戸竜二が楢崎について、

「今日はさすが、と認めざるを得ないパフォーマンスだった。すばらしかったです。経験もあって、しっかりとした技術もある。こぼれを狙っていたけれど、そういう処理もうまい。詰めていても、足が出ないところで押さえている。守護神ですね。」

と語っています。
楢崎にやられた、と思っている様です。

今試合は、
セレッソの高橋によるヘディングシュートへの反射的ビッグセーブ!
アマラウの強烈なブレ玉ミドルでビッグセーブ!
乾の左サイドからのナイスコースミドルでビッグセーブ!
家長の度重なる弾丸シュートを全てビッグセーブ!!!!

楢崎はやっぱり凄い!!
解説者の山本昌邦さんは、
「ちょっと時間を与えると、楢崎がいいポジショニングをしてるんですよね。素晴らしいです。」
と。
何度も家長の弾丸シュートを正面近くで弾いていたのは、素早く適切なポジショニングをしているからなのですね。

いまさらですが、日本代表は楢崎正剛で完全にゆらぎなしです。
2番手の川崎フロンターレの川島永嗣とは、かなり実力差がありますね。
サンフレッチェ広島の西川周作も、前節で素晴らしい飛び出しをして、我らが名古屋グランパスを苦しめて負けに追いやりましたが、やはり楢崎とはまだ差があると思います。

今試合は、楢崎がいなかったら絶対に負けていたと思います。
セレッソ大阪は、合計18本も打っていましたからね。
枠に飛ぶ強烈なシュートが多かったです。



ホント、今日は日本代表2人が大活躍をしてくれました。




続いて同じく日本代表の闘莉王。
闘莉王は相変わらずパフォーマンスが高いですね!

今日の闘莉王も、前節、前々節と同様、パーフェクトな守備でした。
相手ゴール前でのフリーキック、コーナーキックで闘莉王のところにボールがあまり飛んでこなかったので、得点とはなりませんでしたけどね。
でも、ディフェンスは完ぺきでした。

今日は、解説者の山本さんの言うように、
セレッソの家長が好調だったり、シュートが頻繁に来たりで、
グランパスは全体的に攻撃をくらいまくっていました。

こういった、きちんと守らなければならない時には攻撃参加を控えて、きちんと守備を固めている闘莉王。
その攻守のバランス感覚を、私は讃えたいですね。

セレッソの猛攻をしっかり防ぎ、気がついてみれば完封です。
数日前の誕生日、おめでとうございます。




続いて増川隆洋です。
前節で千代反田が高いパフォーマンスを発揮したので、
今節はどちらが先発かなと思っていましたが、
増川が先発で選ばれていました。

そして結果は完封。
なんだかんだで、猛攻を闘莉王と共に完全に防ぎきってくれました。

今試合では、セレッソ大阪の家長が非常に調子がいい様で、右サイドの阿部翔平のところから、前へ、中央へと切りこんで来ました。
何度も攻撃を受けますが、何とか阿部、中村直志、増川とで防ぎきっていました。


ふと考えてみれば、増川って、途中交代が少ない選手ですね。
意外にスタミナがある選手ということでしょう。
コーナーキックを得た時は、闘莉王と共に、前線で迫力を演出しています。

相手ディフェンダーとしては、
「コーナーキックでは闘莉王にペッタリとくっつきたいが、増川もほっとけない。」
という感じでしょう。

とは言え、今節は、ゴール前で目立つシーンがまだあまりないですね。
私は増川がごくごく稀にゴールを決めた時にめちゃくちゃに喜ぶ顔が大好きです。
めちゃくちゃ喜んでいますからね。




続いて田中隼磨です。
前節のサンフレッチェ広島戦での失点場面の様な、“オフサイドラインを上げそこねる”という失敗をしてピンチになる場面が1つありました。
前節は、このオフサイドラインの失敗で佐藤寿人に点を取られてしまいましたね。

今回も同じようなパターンで決定的なピンチになりましたが、相手のシュートが枠を外れたので助かりました。

直後に闘莉王からの罵声を浴びた隼磨。
これは、本格的に修正しないといけないみたいですね。
頑張って欲しいです。

試合全体の中での今日の隼磨のプレーも、いつもの様に、走りまくっていました。
そして相手がボールを持って攻め上がってきたら、“がっつりマーク”で突破を諦めさせる。
これをやっていました。

右サイドバックの位置で、1対1で隼磨がっつりとマークをしているときは安心して見ていられます。
あとは失点にも繋がっている、オフサイドラインの意識の変革が課題ですね。
これは、次の失点をしてしまう前に、しっかりと修正してもらいたいです。

闘莉王ががっつりと叱ってくれるので、大丈夫でしょう。
闘莉王のこういった部分での働きも、チームにとっては本当に心強いものですね。

ところで、田中隼磨が移籍してきてから、竹内彬の出場機会が著しく減っていますね。
竹内には、腐らずに頑張ってもらいたいです。

センターバックの増川が欠場した時、千代反田充は、出場機会がほぼ無いに等しかったのにも関わらず、完璧なる活躍をしてくれました。
それと同じ様に、竹内彬にもいつかチャンスがやってきて、「隼磨がいなくても大丈夫かどうか」が試されます。

千代反田はチャンスが巡ってくる前のインタビューで、
「試合で連携を深める機会がないが、それでも順応しなければならない」
という旨のコメントをしていました。

自分のおかれた状況をきちんと認識し、どの様にしたら実戦なしで順応できるかを考え、実戦に向けて準備していたのですね。
とてもインテリジェンスな姿勢だと思います。

今、竹内彬は、千代反田以上に厳しい状況であると言えます。
今節は1度も出場できていないのだから。
そして隼磨はシーズンを通して、スタミナが抜群なのだから。

でも、竹内に対しては、
「控えに竹内が“存在”していることに意味がある」
と言える存在であって欲しいと思います。
いつでも発進準備OKの状態でいて欲しいですね!




続いて阿部翔平についてです。
阿部は前回の出場では、なかなかいい縦パスを繰り返し出していた様な気がします。
守備も、完全に安心して見ていられるというほどではないですが、しっかりこなしていました。
つまり調子が良いと私は見ます。

だからこそ、今試合でスタメンに選ばれたのだと思います。
私は、三都主を左サイドバックに置かずに攻撃的なMFに置くべきだと思っているので、今試合の様に、
「阿部が左SB、三都主が左MF」というのを希望しています。
(ちなみに、ここに
 「中村直志のボランチ60分⇒(交代)吉村圭司30分」、
 「ブルゾ45分⇒(交代)全力疾走の小川45分」
 が加わるといいな、と思っています)

引き続き、三都主&阿部の出場の形で、結果を出して欲しいです。




続いて、中村直志。
中村直志は文句なしです。

選手層が厚いので、チームの状況として、全力で走ることの価値は高いです。
そんな中で、直志選手は走りまくります。
ボールキープの安定感と、全力疾走での戻り(相手のカウンターを早々に潰すこと)は、金崎、マギヌン、ブルザノヴィッチの攻撃を果敢にさせます。

直志による素早いディレイ(相手のカウンターを遅らせる)のお陰で、金崎がガンガン仕掛けても良くなるのです。

金崎には1試合で最低10回くらいは、仕掛けて欲しい。
10回とも失敗しても、中村直志が10回とも全て止めてくれる。
そう考えて、ひたすら仕掛けまくって欲しい。

いつも、スタメンをパッと見た時に直志の名があると、私はホッとします。
「これで相手のカウンターは無いな」と思えるのです。
中村直志が全力で相手を潰しに行ってくれるという「安心感」。
「心強さ」。

これは、グランパスサポーターなら、多くの人が感じていることと思います。

私は直志が後半の15分頃に途中交代すると、
「全てを使い果たしてくれたんだな」
「お疲れ様です」
と考えます。

今のフォーメーションにおけるボランチでは、
力配分をして90分間、ピッチにい続ける選手より、
45分間、全力を出し切る選手の方が、相手にとって脅威です。

途中交代で入れ替わる2人のボランチが、それぞれ全力で走りまくる。
これが理想です。

こんなことをやられたら、相手チームはひとたまりもありません。
ボールを持つ度に、いちいち全力で潰しに来るんですから。

直志からはその姿勢が感じられるのです。
それでいて、ボールを奪った後は、確実にキープして味方にさばく。
本当に素晴らし選手です。




続いて途中出場の吉村圭司。
今日は三都主がスタメンでボランチに入っていたので、三都主と、後半23分に交代しました。
三都主がよく走った、全力を出し切った、と見て良いでしょう。

吉村も調子がいいんですよね。
これまでの試合で、直志と交代で入れ替わった時も、安定していました。

出場時間が短かかったですが、非常に見ごたえのある大事な時間帯に、全力で持ち前の守備力を活かしていました。
シーズンを通じて、直志と共にボランチを走り周る、貴重な存在です。
ダニルソンにある種の“ムラ”があることが分かってきたので、やはり、安定感のある直志&吉村に、ボランチを任せることになりそうです。




続いて、ブルザノビッチ。
今日は、グラサポが待ちに待った、ブルゾの直接フリーキックのシュートが見られました。
枠をやや上に外れました。残念。
でも、キーパーの触れない位置を狙っているので、これを繰り返していって欲しいです。

次は頼むぞブルゾ。期待しているぞ。




続いて、金崎夢生。
彼は今試合も、右FWで出場していますね。
完全にスタメン固定です。

小川と金崎では、どちらを取るか。
やはり金崎かな。

金崎は相変わらず、前への仕掛けをやっています。
今のまま続けて欲しいです。
ただ、最近の試合では、今までの様に得点にまで結び付いていないですね。

でも、ひたすらクロスを上げまくって、コーナーキックを取りまくって欲しいですね。
その持ち味を発揮し続けると同時に、新たな攻撃バリエーション、連携バリエーションが増えてくると思います。
金崎自身はほんの少し前、「まだ自分がチームにフィットしきれていない」と考えている旨のコメントをしていました。
我々サポーターは、辛抱強く、更に連携に磨きがかかるのを待ちましょう。




続いてマギヌン。
肉離れで前半8分に早々に離脱。心配ですね。
2009年は、マギヌンがいなくなったことで、途端に低迷が続きましたからね。
グラサポの中には、「マギヌンこそチームのデキを左右する」と言う人が結構多いですが、私もその意見にかなり納得です。




続いて小川佳純。
マギヌンが前半のわずか8分で負傷となり、交代で入りましたね。
思わぬ出場機会の到来。

今日の小川は、「汗かき役」を買って出ていた気がします。
別の見方によっては、「得点の迫力がやや弱かった」と見ることができるかも知れません。
でも得点の意識は持っていて、枠を大きく外れましたが、ミドルを打ったりしていました。


でも私は、安易に「点に絡め」とはあまり言いたくはありません。
「目立たないけど、数字としては表れにくいけど、チームのために貢献することを第一に考えて疲れ役を買って出る」
これが私が小川に最低限、課されているものだと思います。
金崎が守備をやるか?ブルゾが守備をやるか?
いいえ。小川の方が守備はいいです。

バランスの良い守備でボールを奪って、ビルドアップをしていくのは、小川の方が上です。

一瞬のひらめきで前線へフィードするのはブルゾが良いものを持っていますけどね。
ブルゾは「何が起こるか分からないビックリ箱」的なので、チームとしてはそればかりに頼っていては試合が安定しません。

今日の様に、相手チームの攻撃がめまぐるしい相手に対して、小川が防御にある程度の比重を置くことは、とても大事な意識だと思います。
セレッソの香川、乾、家長らの高速ドリブルカウンターは怖い。
現に、シュートを放たれまくった。危なかった。押されまくった。

こうした状況では、やはり小川の持ち前のバランス感覚でもって、試合を“見えない部分で”優位にして欲しい。

とは言え、前節よりも、シュート意識が高くなっているのを感じます。
そして、シュートの数も増えていると思います。
キーパーのど真ん中に飛んで行こうが、枠の上に飛んで行こうが、今はそれでもいい。
今のそのシュート意識を続けていれば、小川が本来持っている“得点嗅覚”がよみがえってくるはずだ。

ヨンセンがいなくなって、“ゴールに結びつく位置での足元でのポストプレー”が激減したことが、小川の得点の減少につながっていると私は見ています。
なので、その役割を、金崎辺りが身につけてくれるのを祈る。
あるいはブルゾからのトリッキーパスが来ることを信じて、ブルゾに絡んでみるのも面白いと思います。

ちなみに、アベショーが三都主におされてスタメンを外れていたので、アベショーとの連携も開幕以来、減っていることも、小川の得点・アシストが少ない原因の一つだと思います。
「アベショーからの縦パスを信じて左サイド前方へ駆け上がる小川」が、今年は少ないのです。

以前の記事にも書いたように、小川の良さは、“味方との連携”でより一層引き出されると思う。
味方に絡むようにしてみて欲しい。
阿部、三都主、金崎、マギヌンの前のスペースへ走り出せ!
そうすれば必ずスルーパスをくれるはずだ。
右サイドから一旦、自陣へ戻るような動きを見せつつ、中央から、左の方へフリーランニングをしてくれ!


「おーい、小川はどこいった~?」
「どこ行くんだ小川~?」
「持ち場に戻れ小川~。」

と言われるくらい、好き勝手にフリーランニングをしてみて欲しい。
ガンバ戦の玉田の得点シーンの様に。

 右中盤でドリブルで中央へ
 ↓
 左サイドの金崎にパス
 ↓
 全DFが玉田の存在を忘れる
 ↓
 いつの間にかゴール前にいた玉田にボールが渡ってきてゴール。

 (ちなみにこの時、小川は左前に走り込んでCBを引き連れていました。
  それによってゴール正面にぽっかりと“玉田スペース”が生まれたのです。
  あの場面では、小川の“囮になるナイスランニング”があったのです。)

小川には、
「金崎がケネディーに向けてボールを上げるその瞬間」
に、この様な囮になるフリーランニングをして欲しいですね。
自身がボールを足元で受けるのに加えて、この選択肢を意識して欲しいです。

また、「右サイドをお留守にする」という意識を持てばいいのではないだろうか。
右サイドは、直志、隼磨、闘莉王ががっちり押さえこんでくれるのだから。

「小川よ。ピッチの中で“迷子”になれ。“フリーランナー”となれ。」

走り出すべきタイミングを全部リストアップして、その全てにおいて走り出してくれ!



続いて、アレックスこと、三都主アレサンドロ。
やはり三都主のボランチはいいですね。
ACLの時も、三都主がしっかりゲームコントロールしていました。

得意の位置(左サイドのやや相手陣内)に行く機会が多くなるので、攻撃がいい感じです。
守備の戻りもいいです。
チームディフェンスでボールを奪った後にビルドアップする時は、しっかりキープしてボールをさばいています。

やはりグランパスは、左サイドからくずすのが基本戦術だと思います。
右の隼磨と、左の三都主or阿部のクロス&ドリブル突破を比べたら、後者の方がうまいですよね。

ストイコビッチ監督は、後半の中ごろ、イエローを受けていた三都主を吉村圭司に交代。
三都主の疲れ具合を考慮した、ベストの交代タイミングだと思いました。
前節が水曜日で、3日しか経っておらず、疲れが溜まっていますからね。

次節も頼むぜアレックス。




続いて、後半残り12分で巻佑樹がブルザノヴィッチと交代して登場。
玉田の右サイドからの絶妙なスルーパスからシュート!
あれは惜しかった。




とにかく今日は勝って良かった。
この勝ち点3は大きい。
次節はケネディーに戻ってきて欲しいですね。

そして何より、マギヌンのケガが大事に至っていないことを祈ります。

玉田・楢崎万歳!


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Posted by Rito │コメント(0)

2010年04月22日 12:35

サンフレッチェ広島VS名古屋グランパス

カテゴリ:試合結果
サンフレッチェ広島VS名古屋グランパス
の試合結果は、1-0でサンフレッチェ広島の勝ち。

後半43分に、佐藤寿人にやられました・・・。


今日の先発の特徴は、巻佑樹、ダニルソン、千代反田充の3人。

ケネディは腰痛のため不在でした。
玉田は、前節に引き続き足首痛で欠場。


       巻
マギヌン       金崎

   ブルゾ   小川

     ダニルソン

阿部 千代反田 闘莉王 隼磨

      楢崎



    佐藤寿人

  山崎雅人 高柳一誠

服部公太      山岸智

   横竹翔 森崎浩司

槙野智章 中島浩司 森脇良太

     西川周作


立ち上がりは、皆、ボールが足に着かない感じでした。
ピッチが濡れていたのかな。

中盤でパスミスなどでボールを取られることが多々あったと思います。

ダニルソンの立ち上がりを、私は不安な気持ちで見ていたのですが、
その不安の通り、変な取られ方をしたり、ボールが繋がらなかったりする場面が多々見られました。

中村直志、吉村圭司の方が断然、上ですね。
安定しますし、キープもできますし、バランス良く散らすことができます。

実際、後半の16分から途中交代で直志が出場し、
いつもの様に効果的な働きをしていました。

なんだかんだで、中村直志は素晴らしい選手ですね。
相手のカウンターも、“効果的に”潰しています。
ダニルソンも、止めにかかる場面がありますが、直志のそれと比べると、イマイチなんですよね。
これまで、抜かれてかわされてしまう場面が目立ちます。
新潟戦の失点の様に。


ダニルソンは、全体的に動きが重い感じがします。
“機敏さ”が無いのですね。その分、パワーがあるわけですけど。


「ディフェンダーの4人から、ダニルソンを経由して前線へ」
と、運ぼうとする場面で、
「ダニルソンが孤立 ⇒ 一人でドリブル ⇒ 囲まれて取られる」
ということが数回あった様な気がします。

これは、広島のFWとMFの選手たちが3人がかりで勢いよく寄せに来た、という要素を見逃してはいけません。

後半では、この轍を踏まないために、千代反田がダニルソンの傍に顔を出し、「一旦受けて右の隼磨へパス」という対応をしていました。
そしてすかさず、センターバックの位置にきちんと戻る。

地味ですが、頭のいいプレーだなと感心しました。

今日の千代反田は、
「控えめに前に出て、ボランチをサポートし、すぐに下がる」
「MFが皆、前に上がっている時には、ややドリブルで上がり、“手堅く”MFにフィードしてCBの位置に戻って行く」
ということを効果的にやっていました。

FWをうまくかわして前にボールをつなぐ、ということが出来る選手ですね。
うまいです。
(闘莉王はこの術がハンパなくうまいです。)


千代反田は、右サイドで佐藤寿人と1対1で勝負する場面があったのですが、完全に勝って、ファインセーブしました!
あれはナイスプレー。闘莉王はじめ、皆が前線に上がって、寿人が一人、抜け出るというピンチを切り抜けてくれました。

今日の千代反田は、100点満点中、98点くらいではないでしょうか。
目立ったミスが1つも無かったように思います。
それでいて、ファインセーブがいくつかありました。

あとの2%は、チームとして勝てなかったことです。
なので、千代反田充本人だけで言えば、100%だと私は思います。

まだ1試合なので、何とも言えませんが、
増川隆洋からレギュラーを奪っても不思議ではない活躍ですね。

ずっと控えにいたにも関わらず、あれだけの活躍ができる能力。
うーむ。すごい選手です。


前半は、全体としてMFによる攻め上がりがうまくいかず、
闘莉王からの長距離フィードに頼るところが大きかったです。

ダニルソンが機能していないと見るべきかな。
今日私は、「ダニルソンからは、細かなワンツーが出にくい」という特徴を見出しました。
素早いパス回しは期待できそうもないですね。

ダニルソンは、まだチームにフィットしていないと思われます。
プレースタイルがそうさせているのかも知れません。



今試合の闘莉王は完ぺきでした。
ホント、すごいディフェンダーです。
吉田麻也も良いですが、それを上回る選手です。



今試合の巻は、チャンスが多くなかったですね。
1度、ビッグチャンスがありました。
右サイドの小川からのクロスに、頭で合わせていました。
ワンチャンスでしたが残念。

気になったのは、巻が足元で受けて組み立てることが少なかったことです。
ケネディーの方が、中盤まで下がっていますね。
巻はケネディーほど下がっては来ませんでした。

ゴール中央に上がりっぱなしの様な感じがしました。

巻を見て気がついたのですが、ケネディーって日頃、結構下がってくれている様ですね。
そしてキープし、溜めを作り、味方に“シンプルなワンツーで”絡んだ後で、前に上がってポジション取りをしてるようです。
そればかりをやっているわけではありませんが、今日の巻よりもそれが断然多かった。

今試合の、「ダニルソンから出し手が無い」という状態を回避するのに、
巻が顔を出すという改善点があるということを述べたい。

巻としては素早くゴール前に陣取ってクロスを待っているのでしょう。
しかし、結果として巻のところへのクロスを上げるのに時間もかかり、回数も減っている気がする。

というわけで、巻の改善点は、「上がって留まりすぎ」ることを控える、ということかと思います。
“早々に”全力でゴール中央へ上がってしまうのをやめて、
味方に絡んでサイドが切り崩せそうになったらはじめて中央に陣取る、という動きを入れると良くなるでしょう。

逆に言えば、今のケネディーの、そういった動きは非常に大事であるということが今回、学べました。
私はいつも「ケネディーって、単調で、シンプルで“つまらない”ワンツーを良くやるよなぁー。もっと意表をつくようなプレーをしてくれないかなぁー」などと思ってしまってました。

でも違ったのです。
ケネディーがセンターラインよりやや相手陣内に入った辺りでボールを味方とワンツーすることには、非常に重要な意味を持っていたのです。
「完全に相手に戻りきられてDF4人でボールの出し所を伺う」
という状況に陥る前に、前線に攻め上がるための大事な策だったのです。

あの“溜め”が今節の巻には1度も無かったことは注目すべきことです。

これからは、ケネディーがセンターライン付近でボールを受けて溜めを作るのを楽しみたいと思います。
これを読んで下さっているあなたも、ぜひ、そこに注目してみて下さい。

「ケネディーは、センターライン辺りでボールを一旦シンプルにさばいた上で、ゴール中央に上がっている」
という動きに注目です。



続いて小川です。
私が、“これは良い”と思っている点は、
意外かも知れませんが、実は「途中で交代する」ということです。

私は、彼の動きがダメだから交代している、とは思いません。
彼が前半から全力でプレーし、運動量豊富に、献身的に動いているから交代している、と見ています。
小川は動いてナンボ。いい位置にいつの間にか顔を出してナンボだと思います。

“いつの間にか”スペースや味方の近くに顔を出して受け、
味方がそれに連動して動きだしたのを見逃さずにキラーパスを出す。
これです。

細かいつなぎからのキラーパスです。

小川は、「孤立しない」ことがポイントだと思います。
マギヌンor金崎と2人で動いて攻め上がるのが良いと思います。
隼磨との2人よりも、マギヌンor金崎との2人との方が、前に突破できることが多いですね。

アレックスor阿部との2人でもいいと思います。


右サイドは隼磨の上がりに任せておいて、いっそのこと、
「左サイドにみんなで寄りかたまってしまえ。」
と、私は思ったりします。小川が、味方と2人でいる時に良い動きをしている気がするからです。
加えて、隼磨が、突破する選手ではなく、空いたスペースに走り込むことが得意な選手だからです。

右サイドにいたはずの小川が中央あたりにゆっくりと顔を出し、
いつの間にか左サイド前方へ走り込んでいく、というのが良いと思います。

こうして左サイドに敵・味方が寄りかたまっているうちに、
右サイドに大きな大きなスペースが生まれますね。

これこそが、隼磨が最も活きるスペースだというわけです。

通常は左サイドで細かなパスをつないで攻め上がる。
何度も左サイドの前線へ駆け上がる小川。
それに反応するマギヌン、金崎、阿部、三都主からのキラーパス。

そしてケネディー・巻へのクロス、またはコーナーキックの量産。
個人的に、これをやって欲しいです。

左にマギヌン、金崎、小川が密集してボールを取られ、万が一、敵に右サイドにボールを展開されても大丈夫。
隼磨のディフェンス力はすさまじい。
固い。
なんだかんだで止めてしまう。

ボールを持つ相手FWとの距離を縮め、
あれだけ低い姿勢で、機敏な動きで“ガチンコ”でマークに着くので、
相手FWは蛇に睨まれた蛙の様になって、結局後ろにボールを下げたり、
時間をかけてしまう。

つまり、右サイドバックをもっと信頼して、スペースを空けてしまってよいのです。
小川は、右サイドを完全に留守にしてしまっても良いのです。

留守にした時の隼磨のポジション取りは素晴らしい。
右前方のポッカリ空いたスペースに一人、ボールを受けられる位置にいる。

というわけで小川よ。
右サイドから左サイドへ走り込み、そして左サイドの前方へと走り込んでくれ!
マギヌン、金崎が必ず反応してくれるはずだ!
留守は隼磨がしっかり守ってくれるはずだ!
右サイドでバランスを取りすぎるな!
時に自らポジションのバランスをくずして左サイドへ走り込んでくれ!

以上、小川佳純へのエール&お願いです。




続いて、田中隼磨についてです。
今試合の隼磨は、失点の原因を作ってしまいましたが、
あれ以外ははっきり言って、素晴らしかったと私は見ています。

固い守備でした。
良い攻めでした。

どうか、自信をなくさないで欲しい。
自信を持って、今のプレーを続ければいい。

失点部分の改善点を挙げると、
今回の様なディフェンスラインのミスをなくすことでしょうかね。
佐藤寿人へのキラーパスが来て、かなり難しい場面でしたけどね。

あれは、直前の金崎のイージーロストが発端です。
金崎の守備意識が低かった。疲れていた。
金崎はあの場面で体を張って大事にキープすべきだった。

そして、やはり寿人は危険な選手だった。



続いてブルザノビッチです。
ここ2試合ほどは、なりを潜めている感じですね。
なぜだろう?

彼が活きるのは、
「ポッカリ空いた右スペースに走り込む選手がいる時」
と、
「味方が密集していて、ワンタッチパスが出来る状況」
だと思います。

ブルゾが壁になるワンタッチプレーは、目を見張るものがありますよね。
ブルゾはワンタッチの壁になるのがめちゃくちゃうまい。

なので、小川あたりがそれを意識して使って欲しいなぁ。
周りの選手がブルゾの近くでがむしゃらに前へ突っ込めば、
ブルゾが何とかキラーパスをくれるはずです。



続いて、吉村圭司です。
吉村は、ストイコビッチ監督の試合後のコメントの通り、
素晴らしい活躍でした。以上。。
文句なしです。



続いて、中村直志です。
決定的なチャンスを外してしまい、ストイコビッチ監督もキツイ言葉を発したかも知れませんが、
あれ以外は良かった。
どうか、自信を失わないで欲しい。

今の名古屋グランパスの中盤は、中村直志が“一番”なのだから。
吉村が目覚ましい活躍をするが、それでも直志が“一番”なのだから。

またチャンスは来る。必ず来る!
だから自信を失わないで欲しい!


あと良かった点ですが、試合終了間際、
味方が、右サイドからゴール中央へクロスを上げまくる場面がありました。
初めは相手CBに手前で単純にクリアーされていたのですが、
直志がそれを察知したのか、CBの手前に陣取る様になり、ボールを直志がタッチする場面がいくつかありました。

あれは地味ですが、
「あそこに誰かがいてくれたらいいのに・・・」
という私の気持ちに、正に応えてくれました。

あのポジショニングは素晴らしかったです。直志さん。
数回、ゴールを脅かしていました。

あれは頭を使ったプレーでした。
あのゴール前での“冷静さ”と、
“戦略的・効果的なポジション取り”を続けて欲しいです。



続いて、杉本恵太です。
恵太も悪くは無かったと思います。

上げるべき時にきちんとクロスを上げたり、
コーナーを個人技で無理やりもぎ取ったりしていました。
不用意にボールを失うことも無かったと思います。

全体的に良かったと思います。



最後に、FWの久場光くんがプロ初のベンチ入りしました。
おめでとう。
身長165cmの久場くんが、どんな“切れ味”を見せてくれるか楽しみだったんですけどね。
初出場を楽しみにしています。



あと、玉田圭司よ。
やはりあなたはケガをしてはいけない選手です。

ケガをしない策がたった一つだけでも存在するはず。


「ケガを恐れていては、フォワードなど務まらない」
とあなたは思うかも知れない。

しかし、ヨハン・クライフがそれを聞いたら何と答えるか。


※玉田圭司が敬愛するオランダ史上最高の選手、ヨハン・クライフ


玉田圭司よ。
あなたは「ケガをしないヨハン・クライフ」になれる。



小野伸二がサッカー人生を左右する大けがを負った時に、
高校時代の恩師の大滝雅良監督が小野に言った言葉。

「ケガをするのは相手が悪いからではない。“自分”が至らないのだ。」

という言葉を、名古屋の英雄、玉田選手に捧げます。



名古屋グランパスが優勝する時、玉田圭司の姿あり。
あなたのサポーターは“全員”、それを信じています。



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2010年04月21日 23:20

名古屋グランパスVSアルビレックス新潟

カテゴリ:試合結果
名古屋グランパスVSアルビレックス新潟
の試合結果は、1-1で引き分け。


後半終盤での闘莉王のヘディングシュートで先制ゴール。
そして試合終了間際に、新潟の大島秀夫の同点ゴール。


ダニルソンがマルシオ・リシャルデスにかわされ、
ファグネルがなんとかワンタッチをし、
大島秀夫が楢崎正剛の股を抜いてゴール。

本当に残念な同点弾でした・・・。

これを私なりに分析してみます。
Mixiなどの書き込みでは、
「ダニルソンがイエロー覚悟で止めてくれればよかった」
「増川がファグネルを抑えてくれればよかった」
「闘莉王のポジションが、逆側であれば防げた」
という意見が目立ちました。

私が見るに、増川はどうしようもなかったと思います。
ファグネルはパスをしようとしたのではなく、「なんとかボールに触った」のだから。
それがたまたま大島の前に転がり込んでいます。

続いて、闘莉王ですが、あれを予測するのはかなり難しいと思います。
リシャルデス⇒ファグネル⇒大島のあの流れを予測するなど、不可能だったと見ていいでしょう。

となると、やはりダニルソンが「戦犯」ということになってしまう気がします。
あの失点は、「ダニルソンのところでしか止められなかった」と考えるべきでしょう。

ストイコビッチ監督の「イエロー覚悟でダニルソンに止めて欲しかった」という旨の発言は、正に的を得ていると思います。

さて。
こうなると、ダニルソンを悪者にしたくなるかと思います。

が、しかし。
私は、「いかにして、ダニルソンがリシャルデスにかわされる場面が生まれたか」
を見て欲しいと思います。

いかにして、リシャルデスのところにボールが行ったのか?
答えはずばり、「阿部からの中央へのクロスの失敗」からなのです。

実は、闘莉王が点を取った後、阿部は少なくとも3回、
敵のCBの中央へ長いクロスを上げています。

右サイドの杉本か、はたまた、“中央にいるはずのケネディー”に向かって蹴りあげてたわけです。
しかし、クロスの先には味方はおらず、相手CBがセーフティーにキャッチ。
そして、リシャルデスへと繋がって行ったのです。

阿部がクロスによって、相手CBにいとも簡単にボールを渡してしまったシーンが3回。
これを私は問題視したい。

あそこはバックパスを多用してでも、“キープ”して欲しかった。

阿部がロングフィードをした理由は、

 1.「前線へフィードせよ」というストイコビッチ監督からの指示
 2.「同点弾を取る!」と必死である敵FWからのプレッシャー。

だったのではないだろうか。

「何とか敵の攻撃を耐え忍んで得たボールを、いち早く前線へ」
という必死の、そして必然的な感情が、阿部にロングフィードを選択させていたはずです。

そこに、大いなる改善点があると私は見ます。
ボールを取った直後、急がず、慌てず、

 「カッコ悪く見られがちなバックパス」
 「サイドライン際でボールを足元にしっかりキープし、相手に当てて出す」

という2つを巧みに使うのが良いと思います。

アレックスこと、三都主アレサンドロはこれがうまい。
鹿島の小笠原もうまい。
ちなみにガンバの場合はパスの“つなぎ”がうまい。


我らが名古屋グランパスが鹿島アントラーズやガンバの様な“試合巧者”になるには、あの時間帯での、処理を改善する必要があります。


 「カッコ悪く見られがちなバックパス」
 「サイドライン際でボールを足元にしっかりキープし、相手の足に当てて出す」

ということの2つが“確実な策”だと思います。



さて。
さんざん、阿部ちゃんに改善提案をしたところで、
今試合での阿部ちゃんの良かったところも述べます。

2つ、良いところが見られたように思います。

1つ目は、相手CB辺りではなく、右サイド前方に走り込む杉本恵太へのロングフィード。
2つ目は、夢生&マギヌンとの連携の中から突如放つ、バイタルエリアへのグラウンダーフィードです。
これがものすごく効果的でした。相手に脅威を与えていましたね。

アレックスも同様に、後者の「グラウンダーフィード」がうまいです。
クロスもいいのだが、味方が左前サイドに走り込んだ時の「グラウンダーフィード」は、アレックスも阿部ちゃんも非常にいいのです。

今試合でも、二人とも効果的な「グラウンダーフィード」をやっていました。
ちなみに、右サイドの田中隼磨にはあまり見られないです。


アレックスor阿部ちゃんが左中盤でボールをキープしたら、
マギヌンor夢生or小川は、とりあえず“中央付近から”左前線に向かって走っておけ!という気さえします。

(ブルゾは、体力が無いのかその場面で走った試しがない気がします・・・)
(縦に並んでちゃダメですよ。オフサイドになるから。“中央付近から走る”というのがミソだと思います)
(イメージとしては、日本代表VSブラジル戦での「三都主⇒玉田ゴール」のシーンが理想です)


頑張れ!阿部翔平!
試合巧者となれ!




さて。
他の選手についても軽く触れておきます。

闘莉王⇒ 完璧。
隼磨 ⇒ ディフェンス完璧。オフェンス慎重ぎみだった。
増川 ⇒ 完璧。
小川 ⇒ ミドルシュート打て。ゴール前で落ち着け。
吉村 ⇒ 完璧。
     ボールの散らしが中村直志以上だったかも。
     阿部ちゃんが入りたてでイマイチだった時、ナイスカバー連発。
ブルゾ⇒ 75点かな。及第点。
三都主⇒ 完璧。
金崎 ⇒ 80点。コーナーキック取りまくるのがGood.
マギヌン⇒ 80点。
      あんたのデキがチームのデキに直結してます。
ケネディー⇒ 70点。ゴール決めて欲しい。。
       今日は良いクロスが少なかったけど。
ダニルソン⇒ 40点。失点により落第点。直志、吉村を見習って欲しい。
阿部 ⇒ 49点。
     3本の“安易なフィードミス”が失点を呼び込んだ!
楢崎 ⇒ 59点。
     あなたには“股抜き”は似合わない。
     あなたには“神がかり的セーブ”こそが似合うのです。


以上です。
我ながら、全力で頑張っている選手たちに対して失礼なコメント&批評だなぁ、と思います。
お許しを。



とにかく、ボールがよく動く、質の高い試合でした。
引き分け、残念。


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2010年04月15日 22:42

京都パープルサンガVS名古屋グランパス

カテゴリ:試合結果
京都パープルサンガVS名古屋グランパス
の試合結果は、0-2でグランパスの勝ち。

闘莉王のヘディングゴールとケネディーの左足から決まりました。

ちなみに、ケネディーの足元での決定力って、割と低いと思いませんか?
至近距離から“押し込む”というのはよくあるのですが、
キーパーと1対1になると、イマイチ決定力が無い様な気がします。

まあそれでもヘディングでいい仕事してくれるので全然問題ないのですが。
そういった中で、足元で決めてくれたのは嬉しいですね。


最近、三都主の調子がいいですね。
ゴール前のディフェンスに難があると思っていましたが、いい感じのプレーを続けていると思います。

自陣サイドの深い位置でも、しっかりと守っていました。
これはしばらく定着し続けるのではないでしょうか。

これまで阿部が外れているのには理由があって、
ナビスコカップのFC東京戦やリーグでの川崎フロンターレ戦で、
ロスタイムに決められてしまったのが大きいと思います。

阿部翔平のところから意外と点をとられているんです。
そこで代わって入ったアレックスがこんなにいいプレーをしていると、
さすがに阿部も入っていけませんね。

今試合も、そんな波に乗っている三都主が見られました。



闘莉王については相変わらず安定した素晴らしいセンターバックのプレーを見せてくれています。
私は闘莉王が名古屋に来てくれた時から、闘莉王が素晴らしい活躍と、チームへの盛り上げを見せてくれると思っていましたが、その期待にしっかりと応えてくれています。

いいぞ!闘莉王!


続いて、中村直志と吉村圭司についてですが、
この京都戦は吉村が先発でした。

立ち上がりの10分くらいは、吉村の出すパスが頻繁に相手に取られていました。
パスミスですね。
前節か前々節かで小川のパスミスが目立っていたのですが、
今回は吉村がややそんな感じだったと思います。


やはり立ち上がりは中村直志の方が安定すると思います。
直志先発万歳です!

交代要員がたくさんいる中で、
直志は全力でしっかりと全力プレーをしてくれるので、
ストイコビッチ監督にとっては本当に心強いと思いますし、
私たちサポーターもしっかりと評価したくなりますよね。

これだけ選手層が厚いと、フル出場するより選手よりも、
前半から全力プレーをする選手の方がチームの宝だと言えます。
こういう選手ははっきり言って頭がいいですね。



続いてマギヌンです。
マギヌンも調子がいいですね。
とにかく動き回っています。

そしてコーナーキック、フリーキックもいい。
闘莉王の先制点も、マギヌンの右からのコーナーキックからでした。

前節のブルゾの2つのフリーキックが強烈に印象に残っているので、
FK、CKの時はついついブルゾが蹴るのを期待してしまいます。

解説者もキックの前には何度も、
「ブルザノヴィッチは・・・・、いませんね~。」
と口にしていました。

「あれ?蹴らないの?」という感じで口にしていました。



金崎夢生はどうなんでしょう。
ボールを持つ機会がいつもより少なかった様な印象があります。
でも、ボールを持ったら、相変わらずアグレッシブにプレーしていたと思います。



続いて小川についてですが、
一昨日のGEXを見たところ、本人が
「守りできちんと動かないといけない」
ということを言っていました。

なるほど、それがプレーに出ていると私は思います。
Mixiなどで、「小川が死んでいる」、「一昨年みたいに活躍してくれ!」
というコメントをよく見かけますが、私はそれほど悲観的ではありません。


今は「水を運ぶプレー」を大事にしている時期なのではないかと思っているからです。
前線でしかけるなど、“派手さ”はないのですが、
そういった“地味なプレー”は本当に大事です。


ちなみに、小川が一昨年ほどの数字が出ていないのは、
ヨンセンがいないからだと、個人的には感じます。


ヨンセンって、ケネディーよりはるかに、
“足元でのポストプレー”がうまいんですよね。


ケネディーは「シンプル」。
ヨンセンは「デリケート」。


ケネディーは、ゴール前では頭で受ける。
ヨンセンは、ゴール前で足元でも受ける。
という気がします。


清水エスパスルでのヨンセンを見ていても、
ゴール前で、デリケートなワン・ツーでに味方にパスするスキルは、
ケネディーよりヨンセンの方がウマいです。


まあ、ケネディーはそれ以上に頭でチームをひっぱってくれているので、全然文句はないです。
「試合が終わると、いつも背中が痛いよ。」と言っているケネディーには、引き続き“体を張ったプレー”をして欲しいです。
頑張れ!我らが大黒柱ケネディー!



続いて、田中隼磨についてです。
隼磨は、相変わらず固い守備をしてくれていました。


今回の試合では、顔面ブロックをしていましたね・・・。
見ているこっちまで痛みが伝わってくるようです。
素直に、ナイスガッツだと思います!



見ている方は、痛みのことは全然分からないのですが、
プレーしている本人は本当に辛いでしょうね。
顔に全力で蹴られたボールが当たるなんて・・・。



隼磨は完全に右サイドのレギュラーですね。
私は密かに、竹内が放出されてしまわないか心配です。
去年のACLで一発退場だし、なんだかんだで1対1の場面で点を取りきられてしまう回数が多いし・・・。



「名古屋に骨を埋める」宣言をしている竹内には頑張って欲しいです。
確率は低いけど、万が一隼磨がケガでもしてしまった場合には、
必ず力になってくれる選手だと思います。


一昨年のリーグ3位の時は、竹内が右サイドバックを務めていたのですから。



増川隆洋は、最近、目立ったポカが無いですね。
闘莉王効果なのかも知れません。
レベルの高い闘莉王のプレーを見て、触発されている部分があるかも知れません。


以前よりロングフィードの数が増えたり、
ほんのちょっとだけ前にドリブルしてMFにパスを出したりしている様な気がします。
闘莉王からいろいろと学んでいるはず。


引き続き、安定したプレーをして欲しいです。
そして、闘莉王の様なチャンスメイクのフィードを増やして欲しいです。



次節のアルビレックス新潟戦で、千代反田充が出るか、増川が出るか楽しみです。
千代反田に、新潟の弱点を名古屋のチームメイトに語りまくってもらいたいです。(笑)




最後に、一日警察署長を務めていた楢崎正剛。
相変わらずナイスで安定感抜群なセーブを見せてくれています。
警察官の姿は絵になってますね。。



新潟戦はぜったいにとりこぼしてはならんぜよ!



あ、一人忘れていた。
玉田圭司。
彼にはしっかりと休んで、傷をしっかりと癒して欲しい。



シーズン終盤の優勝争いなど、苦しい場面で、
必ず何かをやってくれるはず。


信じて待ってるぜ!玉田圭司!
選手層が厚いから今は焦らずにゆっくり休んでも大丈夫だぜ、玉田!
その代わり、アントラーズ戦でヤってくれ!!
誰もこじ開けられない壁を乗り越えるのは天才ストライカー玉田しかいない!



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2010年04月07日 23:34

日本代表VSセルビア

カテゴリ:日本代表
サッカー日本代表VSセルビア
の結果は、0-3でセルビアの勝ち。

玉田圭司と楢崎正剛が出場。
楢さんの最初のビッグセーブは素晴らしかったですね。

さすが正ゴールキーパー楢崎、という感じでした。

マリノスの栗原選手にとっては、残念な試合となってしまいました。
やはり、我らが田中マルクス闘莉王の存在が大きいということですね。

闘莉王がレッドカードを提示されてしまうと、次の試合は今回の様な結果になってしまうということかも知れません。
本戦では、レッドを受けない様に頑張って欲しいです。

玉田選手は相変わらず削られることが多いですね。
これは、彼が意識して改善しなければならない点だと思います。

小川が持っている様な、
「削られないスキル」
というのが必ずあるはずなので、
それを身につけて欲しい様な気がします。

ケガをしてしまうと、出場機会も減ってしまいますし、
玉田自身が持っている高い能力が十分に発揮できないでしょうからね。

例えば、鹿島アントラーズのマルキーニョスなどを見ていると、
あまり削られていないんですよね。
迫ってくる選手に対して、手で柱を作って、押さえていたりしています。

玉田さんが痛む度に心配になる私。
何とか「身を守る術」を見につけて欲しいと思います。


日本代表としての今日の試合は、
どうもうまくいっていない感じでしたね。

海外組や中村憲剛がいないというのが大きいのでしょう。
岡田さんは、今日の試合結果によるサポーターのブーイングに負けないで欲しいです。

中村俊輔、玉田は足を痛めてるし、
遠藤もガンバ大阪で不調気味。しかも代表での本職であるボランチではない。
内田、闘莉王もいない。

これでははやり辛いですね。

私の個人的な見かたとしては、長谷部誠がいないのが最も痛いと思います。
これまでも、長谷部が途中交代した途端に、今日の様に、連携で前に進めない試合運びになると思います。

運動量豊富で、泥臭くキープしながらもいつの間にかキレイな連携プレーに結びついてしまう長谷部の存在は本当に重要です。
本戦では、本田圭介ははずせても、長谷部は外せないと思います。

本田圭介は、ボールを持っている時に「DFに体をよせられながらも前を向いて進んで行く力」を持っています。
長谷部は、これに加え、しっかりと汗を流した守備能力も備えています。

本田の方が、長谷部よりもゴール意識が高いからこそそうなっているのだと思います。

長谷部がいると、なぜか中村俊輔、遠藤がのびのびとプレーしている様な気がします。
長谷部は、「バランスのいい突破」の能力があるのだと思います。

今日の石川直宏の様なアグレッシブな突破は素晴らしいです。
でもどこか「一か八か、力技で突破していく!」という感じがあります。

長谷部の場合は、ある程度「安全なドリブル」をしながら突破していく様な感じがするのです。

日本代表の試合では、ヴォルフスブルグの長谷部誠が選手交代になった前後の試合の流れを観察すると楽しいですよ。
ガラリと変わる場合が多いですから。


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2010年04月03日 21:01

名古屋グランパスVSヴィッセル神戸

カテゴリ:試合結果
名古屋グランパスVSヴィッセル神戸
の結果は、2-0でグランパスの勝ち。

試合が始まる前、いつも審判を確認しているのだが、
“ジャスティス”岡田さんだったので不安でした。

まあそれは置いておいて、
ブルザノヴィッチがいいですね!

ブルゾがついに完全に「覚醒」しました!

「ブルゾ覚醒」を、私らグランパスファンはどれほど待ち望んだことか。
この活躍なら、耐えて待ったかいがあったというものです。

ブルザノビッチってやっぱりものすごくうまい選手ですね。
守備も頑張る様になってきたのではないでしょうか。

あと気になったのは、玉田圭司と田中隼磨の交代によって、
小川佳純が再び右サイドバックに入ったことです。

私は後半の終わりごろの小川の右サイドバックが好きです。
キープとロングフィードが可能だからです。

ケネディーは毎試合、体がぼろぼろになるほどに体を張ってくれていますね。
本当に頭が下がります。

実際、今日のブルザノビッチのフリーキックは、2つとも、ケネディーへのファールによるものです。
ブルゾのFKが目立ちますが、ケネディーの頑張りを忘れてはいけません。

今日の闘莉王は、やはり安定感抜群。
競り合って巻けるシーンはほぼありませんね。
不動の日本代表センターバックをなめたらいかんぜよ!

楢崎正剛もヴィッセル、ポポのFKをファインセーブ!
ストイコビッチ監督もガッツポーズと雄たけび!

その前の闘莉王によるハンドによるセーブは、
私はナイスだったと思います。
イエローを冒してでもとめようという判断は、結果、Good。

「同じ轍は踏まない」という闘莉王と楢崎の勝ちでした!

中村直志はやはり素晴らしいボランチでした。
開幕前に一度もワンボランチを練習でやっていなかったとは思えないほど、
クオリティーの高いボールキープでした。

地味ですが、試合の流れを作っています。
相手が近いところにいる場合でも、まずはきちんと安全にキープした上で、
空いているところにパスを出す。

これは地味ですが、ものすごく大事だと思います。
いちいちバックパスをするのではなく、
リスクを自分でコントロールしてきちんとボールを回す。

素晴らしいです。


それにしても、三都主のゴール前での守備はいつ見ても怖いですね。
なぜなんだろう?体が細いからかな?相手との距離を詰めないからかな?
距離を詰めないので、基本的にはクロスを打たれますね。
隼磨はきちんと詰めるので、相手に好き勝手をさせないのですが、
アレックスは相手との間合いが大きい感じです。
「抜かれはしないけど、上げられる。」
これがアレックスの自陣深くでの特徴です。

でも、相手陣内では、相手にとって、非常にやっかいな存在ですね。
アレックスはやはり攻撃が持ち味です。

ロスタイム時の、コーナー付近での時間の使い方はで、魅せてくれました。
マギヌンとのブラジルコンビは見ものでした!

今日、スタメンをはずれてしまった玉田圭司。
なぜ玉田は前田遼一、ジュニーニョ、佐藤寿人、岡崎らと比べて、
点が取れないのだろう?

玉田の方が、きっと技術は上なのだろうに・・・。
きっと、あと一歩、「何かが足りない」のかもしれないですね。

でも、前の試合のFC東京戦で、ケネディーの決定的なチャンスを作ったスルーパスは、超一流です。
あれは玉田さん、気の毒でした・・・。杉本恵太なら決まってたな、あれは。。


さて。
今日のダニルソンですが、ボールを取られる回数をゼロにして欲しいです。。
キープこそ大事な、試合の終盤で、サラッと取られてしまうことが、今までの試合でも何回かありました。

もう少し場数を踏めば、ものすごいボランチになるはずです。
楽しみです。


今日の吉村圭司は安定していました。
守備職人の力がしっかりと発揮されていました。
いい感じです。


今日の金崎も、いい感じでした。
もう金崎夢生には、上がろうが上がるまいが、サイドからクロスを蹴りまくって欲しいです。

そして、コーナーキックを取りまくって欲しいです。
そして、闘莉王、ケネディーと見せかけて、増川隆洋あたりに決めて欲しいです。(笑)


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