2010年04月26日 03:39
セレッソ大阪VS名古屋グランパス
カテゴリ:試合結果
セレッソ大阪VS名古屋グランパス
の試合結果は、0-1で名古屋グランパスの勝ち。
ロスタイムにグランパスのエース玉田圭司がフリーキックで決めてくれました!
玉田
マギヌン 金崎
ブルゾ
三都主 直志
阿部 増川 闘莉王 隼磨
楢崎
播戸竜二
香川真司 家長昭博 乾貴士
羽田憲司 アマラウ
尾亦弘友希 上本大海 茂庭照幸 高橋大輔
キムジンヒョン
ケネディーが前節と同様、腰痛で欠場。
そんな中、玉田の復帰は心強いものでした。
玉田圭司のドリブルはケガ明けにもかかわらず、やはり目を見張るものがありました。
ストイコビッチ監督は、終盤になっても玉田を変えずに使い続けました。
玉田は足をつりそうになりながらも全力でプレーしていたわけですね。
そしてロスタイムに正確なキックでチームをみごと勝利へと導いてくれました。
やはり名古屋のエースですね!
これぞエースです!
玉田が欠場したらチームが苦しくなった。
玉田が戻ったらチームが勝った。
この事実と実績は、大きい意味を持っています。
今季、大事な試合(例えば第一節のガンバ大阪戦)で結果を出している玉田圭司。
前節で負けてしまって、そのままズルズルと下降してしまうかどうかの瀬戸際だったとも考えられる今節で、それを払拭してくれました。
今日の玉田の1点によって、
「今年は優勝を目指す!」
というチームとサポーターのモチベーションが高いままに維持されたと思います。
これは大事なことです。
続いては、楢崎正剛。
今日の楢さんはいつもにも増して“神がかって”いましたね。
神がかり的なセーブの連発です。
セレッソの公式サイト上の試合後コメントでも、
FW播戸竜二が楢崎について、
「今日はさすが、と認めざるを得ないパフォーマンスだった。すばらしかったです。経験もあって、しっかりとした技術もある。こぼれを狙っていたけれど、そういう処理もうまい。詰めていても、足が出ないところで押さえている。守護神ですね。」
と語っています。
楢崎にやられた、と思っている様です。
今試合は、
セレッソの高橋によるヘディングシュートへの反射的ビッグセーブ!
アマラウの強烈なブレ玉ミドルでビッグセーブ!
乾の左サイドからのナイスコースミドルでビッグセーブ!
家長の度重なる弾丸シュートを全てビッグセーブ!!!!
楢崎はやっぱり凄い!!
解説者の山本昌邦さんは、
「ちょっと時間を与えると、楢崎がいいポジショニングをしてるんですよね。素晴らしいです。」
と。
何度も家長の弾丸シュートを正面近くで弾いていたのは、素早く適切なポジショニングをしているからなのですね。
いまさらですが、日本代表は楢崎正剛で完全にゆらぎなしです。
2番手の川崎フロンターレの川島永嗣とは、かなり実力差がありますね。
サンフレッチェ広島の西川周作も、前節で素晴らしい飛び出しをして、我らが名古屋グランパスを苦しめて負けに追いやりましたが、やはり楢崎とはまだ差があると思います。
今試合は、楢崎がいなかったら絶対に負けていたと思います。
セレッソ大阪は、合計18本も打っていましたからね。
枠に飛ぶ強烈なシュートが多かったです。
ホント、今日は日本代表2人が大活躍をしてくれました。
続いて同じく日本代表の闘莉王。
闘莉王は相変わらずパフォーマンスが高いですね!
今日の闘莉王も、前節、前々節と同様、パーフェクトな守備でした。
相手ゴール前でのフリーキック、コーナーキックで闘莉王のところにボールがあまり飛んでこなかったので、得点とはなりませんでしたけどね。
でも、ディフェンスは完ぺきでした。
今日は、解説者の山本さんの言うように、
セレッソの家長が好調だったり、シュートが頻繁に来たりで、
グランパスは全体的に攻撃をくらいまくっていました。
こういった、きちんと守らなければならない時には攻撃参加を控えて、きちんと守備を固めている闘莉王。
その攻守のバランス感覚を、私は讃えたいですね。
セレッソの猛攻をしっかり防ぎ、気がついてみれば完封です。
数日前の誕生日、おめでとうございます。
続いて増川隆洋です。
前節で千代反田が高いパフォーマンスを発揮したので、
今節はどちらが先発かなと思っていましたが、
増川が先発で選ばれていました。
そして結果は完封。
なんだかんだで、猛攻を闘莉王と共に完全に防ぎきってくれました。
今試合では、セレッソ大阪の家長が非常に調子がいい様で、右サイドの阿部翔平のところから、前へ、中央へと切りこんで来ました。
何度も攻撃を受けますが、何とか阿部、中村直志、増川とで防ぎきっていました。
ふと考えてみれば、増川って、途中交代が少ない選手ですね。
意外にスタミナがある選手ということでしょう。
コーナーキックを得た時は、闘莉王と共に、前線で迫力を演出しています。
相手ディフェンダーとしては、
「コーナーキックでは闘莉王にペッタリとくっつきたいが、増川もほっとけない。」
という感じでしょう。
とは言え、今節は、ゴール前で目立つシーンがまだあまりないですね。
私は増川がごくごく稀にゴールを決めた時にめちゃくちゃに喜ぶ顔が大好きです。
めちゃくちゃ喜んでいますからね。
続いて田中隼磨です。
前節のサンフレッチェ広島戦での失点場面の様な、“オフサイドラインを上げそこねる”という失敗をしてピンチになる場面が1つありました。
前節は、このオフサイドラインの失敗で佐藤寿人に点を取られてしまいましたね。
今回も同じようなパターンで決定的なピンチになりましたが、相手のシュートが枠を外れたので助かりました。
直後に闘莉王からの罵声を浴びた隼磨。
これは、本格的に修正しないといけないみたいですね。
頑張って欲しいです。
試合全体の中での今日の隼磨のプレーも、いつもの様に、走りまくっていました。
そして相手がボールを持って攻め上がってきたら、“がっつりマーク”で突破を諦めさせる。
これをやっていました。
右サイドバックの位置で、1対1で隼磨がっつりとマークをしているときは安心して見ていられます。
あとは失点にも繋がっている、オフサイドラインの意識の変革が課題ですね。
これは、次の失点をしてしまう前に、しっかりと修正してもらいたいです。
闘莉王ががっつりと叱ってくれるので、大丈夫でしょう。
闘莉王のこういった部分での働きも、チームにとっては本当に心強いものですね。
ところで、田中隼磨が移籍してきてから、竹内彬の出場機会が著しく減っていますね。
竹内には、腐らずに頑張ってもらいたいです。
センターバックの増川が欠場した時、千代反田充は、出場機会がほぼ無いに等しかったのにも関わらず、完璧なる活躍をしてくれました。
それと同じ様に、竹内彬にもいつかチャンスがやってきて、「隼磨がいなくても大丈夫かどうか」が試されます。
千代反田はチャンスが巡ってくる前のインタビューで、
「試合で連携を深める機会がないが、それでも順応しなければならない」
という旨のコメントをしていました。
自分のおかれた状況をきちんと認識し、どの様にしたら実戦なしで順応できるかを考え、実戦に向けて準備していたのですね。
とてもインテリジェンスな姿勢だと思います。
今、竹内彬は、千代反田以上に厳しい状況であると言えます。
今節は1度も出場できていないのだから。
そして隼磨はシーズンを通して、スタミナが抜群なのだから。
でも、竹内に対しては、
「控えに竹内が“存在”していることに意味がある」
と言える存在であって欲しいと思います。
いつでも発進準備OKの状態でいて欲しいですね!
続いて阿部翔平についてです。
阿部は前回の出場では、なかなかいい縦パスを繰り返し出していた様な気がします。
守備も、完全に安心して見ていられるというほどではないですが、しっかりこなしていました。
つまり調子が良いと私は見ます。
だからこそ、今試合でスタメンに選ばれたのだと思います。
私は、三都主を左サイドバックに置かずに攻撃的なMFに置くべきだと思っているので、今試合の様に、
「阿部が左SB、三都主が左MF」というのを希望しています。
(ちなみに、ここに
「中村直志のボランチ60分⇒(交代)吉村圭司30分」、
「ブルゾ45分⇒(交代)全力疾走の小川45分」
が加わるといいな、と思っています)
引き続き、三都主&阿部の出場の形で、結果を出して欲しいです。
続いて、中村直志。
中村直志は文句なしです。
選手層が厚いので、チームの状況として、全力で走ることの価値は高いです。
そんな中で、直志選手は走りまくります。
ボールキープの安定感と、全力疾走での戻り(相手のカウンターを早々に潰すこと)は、金崎、マギヌン、ブルザノヴィッチの攻撃を果敢にさせます。
直志による素早いディレイ(相手のカウンターを遅らせる)のお陰で、金崎がガンガン仕掛けても良くなるのです。
金崎には1試合で最低10回くらいは、仕掛けて欲しい。
10回とも失敗しても、中村直志が10回とも全て止めてくれる。
そう考えて、ひたすら仕掛けまくって欲しい。
いつも、スタメンをパッと見た時に直志の名があると、私はホッとします。
「これで相手のカウンターは無いな」と思えるのです。
中村直志が全力で相手を潰しに行ってくれるという「安心感」。
「心強さ」。
これは、グランパスサポーターなら、多くの人が感じていることと思います。
私は直志が後半の15分頃に途中交代すると、
「全てを使い果たしてくれたんだな」
「お疲れ様です」
と考えます。
今のフォーメーションにおけるボランチでは、
力配分をして90分間、ピッチにい続ける選手より、
45分間、全力を出し切る選手の方が、相手にとって脅威です。
途中交代で入れ替わる2人のボランチが、それぞれ全力で走りまくる。
これが理想です。
こんなことをやられたら、相手チームはひとたまりもありません。
ボールを持つ度に、いちいち全力で潰しに来るんですから。
直志からはその姿勢が感じられるのです。
それでいて、ボールを奪った後は、確実にキープして味方にさばく。
本当に素晴らし選手です。
続いて途中出場の吉村圭司。
今日は三都主がスタメンでボランチに入っていたので、三都主と、後半23分に交代しました。
三都主がよく走った、全力を出し切った、と見て良いでしょう。
吉村も調子がいいんですよね。
これまでの試合で、直志と交代で入れ替わった時も、安定していました。
出場時間が短かかったですが、非常に見ごたえのある大事な時間帯に、全力で持ち前の守備力を活かしていました。
シーズンを通じて、直志と共にボランチを走り周る、貴重な存在です。
ダニルソンにある種の“ムラ”があることが分かってきたので、やはり、安定感のある直志&吉村に、ボランチを任せることになりそうです。
続いて、ブルザノビッチ。
今日は、グラサポが待ちに待った、ブルゾの直接フリーキックのシュートが見られました。
枠をやや上に外れました。残念。
でも、キーパーの触れない位置を狙っているので、これを繰り返していって欲しいです。
次は頼むぞブルゾ。期待しているぞ。
続いて、金崎夢生。
彼は今試合も、右FWで出場していますね。
完全にスタメン固定です。
小川と金崎では、どちらを取るか。
やはり金崎かな。
金崎は相変わらず、前への仕掛けをやっています。
今のまま続けて欲しいです。
ただ、最近の試合では、今までの様に得点にまで結び付いていないですね。
でも、ひたすらクロスを上げまくって、コーナーキックを取りまくって欲しいですね。
その持ち味を発揮し続けると同時に、新たな攻撃バリエーション、連携バリエーションが増えてくると思います。
金崎自身はほんの少し前、「まだ自分がチームにフィットしきれていない」と考えている旨のコメントをしていました。
我々サポーターは、辛抱強く、更に連携に磨きがかかるのを待ちましょう。
続いてマギヌン。
肉離れで前半8分に早々に離脱。心配ですね。
2009年は、マギヌンがいなくなったことで、途端に低迷が続きましたからね。
グラサポの中には、「マギヌンこそチームのデキを左右する」と言う人が結構多いですが、私もその意見にかなり納得です。
続いて小川佳純。
マギヌンが前半のわずか8分で負傷となり、交代で入りましたね。
思わぬ出場機会の到来。
今日の小川は、「汗かき役」を買って出ていた気がします。
別の見方によっては、「得点の迫力がやや弱かった」と見ることができるかも知れません。
でも得点の意識は持っていて、枠を大きく外れましたが、ミドルを打ったりしていました。
でも私は、安易に「点に絡め」とはあまり言いたくはありません。
「目立たないけど、数字としては表れにくいけど、チームのために貢献することを第一に考えて疲れ役を買って出る」
これが私が小川に最低限、課されているものだと思います。
金崎が守備をやるか?ブルゾが守備をやるか?
いいえ。小川の方が守備はいいです。
バランスの良い守備でボールを奪って、ビルドアップをしていくのは、小川の方が上です。
一瞬のひらめきで前線へフィードするのはブルゾが良いものを持っていますけどね。
ブルゾは「何が起こるか分からないビックリ箱」的なので、チームとしてはそればかりに頼っていては試合が安定しません。
今日の様に、相手チームの攻撃がめまぐるしい相手に対して、小川が防御にある程度の比重を置くことは、とても大事な意識だと思います。
セレッソの香川、乾、家長らの高速ドリブルカウンターは怖い。
現に、シュートを放たれまくった。危なかった。押されまくった。
こうした状況では、やはり小川の持ち前のバランス感覚でもって、試合を“見えない部分で”優位にして欲しい。
とは言え、前節よりも、シュート意識が高くなっているのを感じます。
そして、シュートの数も増えていると思います。
キーパーのど真ん中に飛んで行こうが、枠の上に飛んで行こうが、今はそれでもいい。
今のそのシュート意識を続けていれば、小川が本来持っている“得点嗅覚”がよみがえってくるはずだ。
ヨンセンがいなくなって、“ゴールに結びつく位置での足元でのポストプレー”が激減したことが、小川の得点の減少につながっていると私は見ています。
なので、その役割を、金崎辺りが身につけてくれるのを祈る。
あるいはブルゾからのトリッキーパスが来ることを信じて、ブルゾに絡んでみるのも面白いと思います。
ちなみに、アベショーが三都主におされてスタメンを外れていたので、アベショーとの連携も開幕以来、減っていることも、小川の得点・アシストが少ない原因の一つだと思います。
「アベショーからの縦パスを信じて左サイド前方へ駆け上がる小川」が、今年は少ないのです。
以前の記事にも書いたように、小川の良さは、“味方との連携”でより一層引き出されると思う。
味方に絡むようにしてみて欲しい。
阿部、三都主、金崎、マギヌンの前のスペースへ走り出せ!
そうすれば必ずスルーパスをくれるはずだ。
右サイドから一旦、自陣へ戻るような動きを見せつつ、中央から、左の方へフリーランニングをしてくれ!
「おーい、小川はどこいった~?」
「どこ行くんだ小川~?」
「持ち場に戻れ小川~。」
と言われるくらい、好き勝手にフリーランニングをしてみて欲しい。
ガンバ戦の玉田の得点シーンの様に。
右中盤でドリブルで中央へ
↓
左サイドの金崎にパス
↓
全DFが玉田の存在を忘れる
↓
いつの間にかゴール前にいた玉田にボールが渡ってきてゴール。
(ちなみにこの時、小川は左前に走り込んでCBを引き連れていました。
それによってゴール正面にぽっかりと“玉田スペース”が生まれたのです。
あの場面では、小川の“囮になるナイスランニング”があったのです。)
小川には、
「金崎がケネディーに向けてボールを上げるその瞬間」
に、この様な囮になるフリーランニングをして欲しいですね。
自身がボールを足元で受けるのに加えて、この選択肢を意識して欲しいです。
また、「右サイドをお留守にする」という意識を持てばいいのではないだろうか。
右サイドは、直志、隼磨、闘莉王ががっちり押さえこんでくれるのだから。
「小川よ。ピッチの中で“迷子”になれ。“フリーランナー”となれ。」
走り出すべきタイミングを全部リストアップして、その全てにおいて走り出してくれ!
続いて、アレックスこと、三都主アレサンドロ。
やはり三都主のボランチはいいですね。
ACLの時も、三都主がしっかりゲームコントロールしていました。
得意の位置(左サイドのやや相手陣内)に行く機会が多くなるので、攻撃がいい感じです。
守備の戻りもいいです。
チームディフェンスでボールを奪った後にビルドアップする時は、しっかりキープしてボールをさばいています。
やはりグランパスは、左サイドからくずすのが基本戦術だと思います。
右の隼磨と、左の三都主or阿部のクロス&ドリブル突破を比べたら、後者の方がうまいですよね。
ストイコビッチ監督は、後半の中ごろ、イエローを受けていた三都主を吉村圭司に交代。
三都主の疲れ具合を考慮した、ベストの交代タイミングだと思いました。
前節が水曜日で、3日しか経っておらず、疲れが溜まっていますからね。
次節も頼むぜアレックス。
続いて、後半残り12分で巻佑樹がブルザノヴィッチと交代して登場。
玉田の右サイドからの絶妙なスルーパスからシュート!
あれは惜しかった。
とにかく今日は勝って良かった。
この勝ち点3は大きい。
次節はケネディーに戻ってきて欲しいですね。
そして何より、マギヌンのケガが大事に至っていないことを祈ります。
玉田・楢崎万歳!

の試合結果は、0-1で名古屋グランパスの勝ち。
ロスタイムにグランパスのエース玉田圭司がフリーキックで決めてくれました!
玉田
マギヌン 金崎
ブルゾ
三都主 直志
阿部 増川 闘莉王 隼磨
楢崎
播戸竜二
香川真司 家長昭博 乾貴士
羽田憲司 アマラウ
尾亦弘友希 上本大海 茂庭照幸 高橋大輔
キムジンヒョン
ケネディーが前節と同様、腰痛で欠場。
そんな中、玉田の復帰は心強いものでした。
玉田圭司のドリブルはケガ明けにもかかわらず、やはり目を見張るものがありました。
ストイコビッチ監督は、終盤になっても玉田を変えずに使い続けました。
玉田は足をつりそうになりながらも全力でプレーしていたわけですね。
そしてロスタイムに正確なキックでチームをみごと勝利へと導いてくれました。
やはり名古屋のエースですね!
これぞエースです!
玉田が欠場したらチームが苦しくなった。
玉田が戻ったらチームが勝った。
この事実と実績は、大きい意味を持っています。
今季、大事な試合(例えば第一節のガンバ大阪戦)で結果を出している玉田圭司。
前節で負けてしまって、そのままズルズルと下降してしまうかどうかの瀬戸際だったとも考えられる今節で、それを払拭してくれました。
今日の玉田の1点によって、
「今年は優勝を目指す!」
というチームとサポーターのモチベーションが高いままに維持されたと思います。
これは大事なことです。
続いては、楢崎正剛。
今日の楢さんはいつもにも増して“神がかって”いましたね。
神がかり的なセーブの連発です。
セレッソの公式サイト上の試合後コメントでも、
FW播戸竜二が楢崎について、
「今日はさすが、と認めざるを得ないパフォーマンスだった。すばらしかったです。経験もあって、しっかりとした技術もある。こぼれを狙っていたけれど、そういう処理もうまい。詰めていても、足が出ないところで押さえている。守護神ですね。」
と語っています。
楢崎にやられた、と思っている様です。
今試合は、
セレッソの高橋によるヘディングシュートへの反射的ビッグセーブ!
アマラウの強烈なブレ玉ミドルでビッグセーブ!
乾の左サイドからのナイスコースミドルでビッグセーブ!
家長の度重なる弾丸シュートを全てビッグセーブ!!!!
楢崎はやっぱり凄い!!
解説者の山本昌邦さんは、
「ちょっと時間を与えると、楢崎がいいポジショニングをしてるんですよね。素晴らしいです。」
と。
何度も家長の弾丸シュートを正面近くで弾いていたのは、素早く適切なポジショニングをしているからなのですね。
いまさらですが、日本代表は楢崎正剛で完全にゆらぎなしです。
2番手の川崎フロンターレの川島永嗣とは、かなり実力差がありますね。
サンフレッチェ広島の西川周作も、前節で素晴らしい飛び出しをして、我らが名古屋グランパスを苦しめて負けに追いやりましたが、やはり楢崎とはまだ差があると思います。
今試合は、楢崎がいなかったら絶対に負けていたと思います。
セレッソ大阪は、合計18本も打っていましたからね。
枠に飛ぶ強烈なシュートが多かったです。
ホント、今日は日本代表2人が大活躍をしてくれました。
続いて同じく日本代表の闘莉王。
闘莉王は相変わらずパフォーマンスが高いですね!
今日の闘莉王も、前節、前々節と同様、パーフェクトな守備でした。
相手ゴール前でのフリーキック、コーナーキックで闘莉王のところにボールがあまり飛んでこなかったので、得点とはなりませんでしたけどね。
でも、ディフェンスは完ぺきでした。
今日は、解説者の山本さんの言うように、
セレッソの家長が好調だったり、シュートが頻繁に来たりで、
グランパスは全体的に攻撃をくらいまくっていました。
こういった、きちんと守らなければならない時には攻撃参加を控えて、きちんと守備を固めている闘莉王。
その攻守のバランス感覚を、私は讃えたいですね。
セレッソの猛攻をしっかり防ぎ、気がついてみれば完封です。
数日前の誕生日、おめでとうございます。
続いて増川隆洋です。
前節で千代反田が高いパフォーマンスを発揮したので、
今節はどちらが先発かなと思っていましたが、
増川が先発で選ばれていました。
そして結果は完封。
なんだかんだで、猛攻を闘莉王と共に完全に防ぎきってくれました。
今試合では、セレッソ大阪の家長が非常に調子がいい様で、右サイドの阿部翔平のところから、前へ、中央へと切りこんで来ました。
何度も攻撃を受けますが、何とか阿部、中村直志、増川とで防ぎきっていました。
ふと考えてみれば、増川って、途中交代が少ない選手ですね。
意外にスタミナがある選手ということでしょう。
コーナーキックを得た時は、闘莉王と共に、前線で迫力を演出しています。
相手ディフェンダーとしては、
「コーナーキックでは闘莉王にペッタリとくっつきたいが、増川もほっとけない。」
という感じでしょう。
とは言え、今節は、ゴール前で目立つシーンがまだあまりないですね。
私は増川がごくごく稀にゴールを決めた時にめちゃくちゃに喜ぶ顔が大好きです。
めちゃくちゃ喜んでいますからね。
続いて田中隼磨です。
前節のサンフレッチェ広島戦での失点場面の様な、“オフサイドラインを上げそこねる”という失敗をしてピンチになる場面が1つありました。
前節は、このオフサイドラインの失敗で佐藤寿人に点を取られてしまいましたね。
今回も同じようなパターンで決定的なピンチになりましたが、相手のシュートが枠を外れたので助かりました。
直後に闘莉王からの罵声を浴びた隼磨。
これは、本格的に修正しないといけないみたいですね。
頑張って欲しいです。
試合全体の中での今日の隼磨のプレーも、いつもの様に、走りまくっていました。
そして相手がボールを持って攻め上がってきたら、“がっつりマーク”で突破を諦めさせる。
これをやっていました。
右サイドバックの位置で、1対1で隼磨がっつりとマークをしているときは安心して見ていられます。
あとは失点にも繋がっている、オフサイドラインの意識の変革が課題ですね。
これは、次の失点をしてしまう前に、しっかりと修正してもらいたいです。
闘莉王ががっつりと叱ってくれるので、大丈夫でしょう。
闘莉王のこういった部分での働きも、チームにとっては本当に心強いものですね。
ところで、田中隼磨が移籍してきてから、竹内彬の出場機会が著しく減っていますね。
竹内には、腐らずに頑張ってもらいたいです。
センターバックの増川が欠場した時、千代反田充は、出場機会がほぼ無いに等しかったのにも関わらず、完璧なる活躍をしてくれました。
それと同じ様に、竹内彬にもいつかチャンスがやってきて、「隼磨がいなくても大丈夫かどうか」が試されます。
千代反田はチャンスが巡ってくる前のインタビューで、
「試合で連携を深める機会がないが、それでも順応しなければならない」
という旨のコメントをしていました。
自分のおかれた状況をきちんと認識し、どの様にしたら実戦なしで順応できるかを考え、実戦に向けて準備していたのですね。
とてもインテリジェンスな姿勢だと思います。
今、竹内彬は、千代反田以上に厳しい状況であると言えます。
今節は1度も出場できていないのだから。
そして隼磨はシーズンを通して、スタミナが抜群なのだから。
でも、竹内に対しては、
「控えに竹内が“存在”していることに意味がある」
と言える存在であって欲しいと思います。
いつでも発進準備OKの状態でいて欲しいですね!
続いて阿部翔平についてです。
阿部は前回の出場では、なかなかいい縦パスを繰り返し出していた様な気がします。
守備も、完全に安心して見ていられるというほどではないですが、しっかりこなしていました。
つまり調子が良いと私は見ます。
だからこそ、今試合でスタメンに選ばれたのだと思います。
私は、三都主を左サイドバックに置かずに攻撃的なMFに置くべきだと思っているので、今試合の様に、
「阿部が左SB、三都主が左MF」というのを希望しています。
(ちなみに、ここに
「中村直志のボランチ60分⇒(交代)吉村圭司30分」、
「ブルゾ45分⇒(交代)全力疾走の小川45分」
が加わるといいな、と思っています)
引き続き、三都主&阿部の出場の形で、結果を出して欲しいです。
続いて、中村直志。
中村直志は文句なしです。
選手層が厚いので、チームの状況として、全力で走ることの価値は高いです。
そんな中で、直志選手は走りまくります。
ボールキープの安定感と、全力疾走での戻り(相手のカウンターを早々に潰すこと)は、金崎、マギヌン、ブルザノヴィッチの攻撃を果敢にさせます。
直志による素早いディレイ(相手のカウンターを遅らせる)のお陰で、金崎がガンガン仕掛けても良くなるのです。
金崎には1試合で最低10回くらいは、仕掛けて欲しい。
10回とも失敗しても、中村直志が10回とも全て止めてくれる。
そう考えて、ひたすら仕掛けまくって欲しい。
いつも、スタメンをパッと見た時に直志の名があると、私はホッとします。
「これで相手のカウンターは無いな」と思えるのです。
中村直志が全力で相手を潰しに行ってくれるという「安心感」。
「心強さ」。
これは、グランパスサポーターなら、多くの人が感じていることと思います。
私は直志が後半の15分頃に途中交代すると、
「全てを使い果たしてくれたんだな」
「お疲れ様です」
と考えます。
今のフォーメーションにおけるボランチでは、
力配分をして90分間、ピッチにい続ける選手より、
45分間、全力を出し切る選手の方が、相手にとって脅威です。
途中交代で入れ替わる2人のボランチが、それぞれ全力で走りまくる。
これが理想です。
こんなことをやられたら、相手チームはひとたまりもありません。
ボールを持つ度に、いちいち全力で潰しに来るんですから。
直志からはその姿勢が感じられるのです。
それでいて、ボールを奪った後は、確実にキープして味方にさばく。
本当に素晴らし選手です。
続いて途中出場の吉村圭司。
今日は三都主がスタメンでボランチに入っていたので、三都主と、後半23分に交代しました。
三都主がよく走った、全力を出し切った、と見て良いでしょう。
吉村も調子がいいんですよね。
これまでの試合で、直志と交代で入れ替わった時も、安定していました。
出場時間が短かかったですが、非常に見ごたえのある大事な時間帯に、全力で持ち前の守備力を活かしていました。
シーズンを通じて、直志と共にボランチを走り周る、貴重な存在です。
ダニルソンにある種の“ムラ”があることが分かってきたので、やはり、安定感のある直志&吉村に、ボランチを任せることになりそうです。
続いて、ブルザノビッチ。
今日は、グラサポが待ちに待った、ブルゾの直接フリーキックのシュートが見られました。
枠をやや上に外れました。残念。
でも、キーパーの触れない位置を狙っているので、これを繰り返していって欲しいです。
次は頼むぞブルゾ。期待しているぞ。
続いて、金崎夢生。
彼は今試合も、右FWで出場していますね。
完全にスタメン固定です。
小川と金崎では、どちらを取るか。
やはり金崎かな。
金崎は相変わらず、前への仕掛けをやっています。
今のまま続けて欲しいです。
ただ、最近の試合では、今までの様に得点にまで結び付いていないですね。
でも、ひたすらクロスを上げまくって、コーナーキックを取りまくって欲しいですね。
その持ち味を発揮し続けると同時に、新たな攻撃バリエーション、連携バリエーションが増えてくると思います。
金崎自身はほんの少し前、「まだ自分がチームにフィットしきれていない」と考えている旨のコメントをしていました。
我々サポーターは、辛抱強く、更に連携に磨きがかかるのを待ちましょう。
続いてマギヌン。
肉離れで前半8分に早々に離脱。心配ですね。
2009年は、マギヌンがいなくなったことで、途端に低迷が続きましたからね。
グラサポの中には、「マギヌンこそチームのデキを左右する」と言う人が結構多いですが、私もその意見にかなり納得です。
続いて小川佳純。
マギヌンが前半のわずか8分で負傷となり、交代で入りましたね。
思わぬ出場機会の到来。
今日の小川は、「汗かき役」を買って出ていた気がします。
別の見方によっては、「得点の迫力がやや弱かった」と見ることができるかも知れません。
でも得点の意識は持っていて、枠を大きく外れましたが、ミドルを打ったりしていました。
でも私は、安易に「点に絡め」とはあまり言いたくはありません。
「目立たないけど、数字としては表れにくいけど、チームのために貢献することを第一に考えて疲れ役を買って出る」
これが私が小川に最低限、課されているものだと思います。
金崎が守備をやるか?ブルゾが守備をやるか?
いいえ。小川の方が守備はいいです。
バランスの良い守備でボールを奪って、ビルドアップをしていくのは、小川の方が上です。
一瞬のひらめきで前線へフィードするのはブルゾが良いものを持っていますけどね。
ブルゾは「何が起こるか分からないビックリ箱」的なので、チームとしてはそればかりに頼っていては試合が安定しません。
今日の様に、相手チームの攻撃がめまぐるしい相手に対して、小川が防御にある程度の比重を置くことは、とても大事な意識だと思います。
セレッソの香川、乾、家長らの高速ドリブルカウンターは怖い。
現に、シュートを放たれまくった。危なかった。押されまくった。
こうした状況では、やはり小川の持ち前のバランス感覚でもって、試合を“見えない部分で”優位にして欲しい。
とは言え、前節よりも、シュート意識が高くなっているのを感じます。
そして、シュートの数も増えていると思います。
キーパーのど真ん中に飛んで行こうが、枠の上に飛んで行こうが、今はそれでもいい。
今のそのシュート意識を続けていれば、小川が本来持っている“得点嗅覚”がよみがえってくるはずだ。
ヨンセンがいなくなって、“ゴールに結びつく位置での足元でのポストプレー”が激減したことが、小川の得点の減少につながっていると私は見ています。
なので、その役割を、金崎辺りが身につけてくれるのを祈る。
あるいはブルゾからのトリッキーパスが来ることを信じて、ブルゾに絡んでみるのも面白いと思います。
ちなみに、アベショーが三都主におされてスタメンを外れていたので、アベショーとの連携も開幕以来、減っていることも、小川の得点・アシストが少ない原因の一つだと思います。
「アベショーからの縦パスを信じて左サイド前方へ駆け上がる小川」が、今年は少ないのです。
以前の記事にも書いたように、小川の良さは、“味方との連携”でより一層引き出されると思う。
味方に絡むようにしてみて欲しい。
阿部、三都主、金崎、マギヌンの前のスペースへ走り出せ!
そうすれば必ずスルーパスをくれるはずだ。
右サイドから一旦、自陣へ戻るような動きを見せつつ、中央から、左の方へフリーランニングをしてくれ!
「おーい、小川はどこいった~?」
「どこ行くんだ小川~?」
「持ち場に戻れ小川~。」
と言われるくらい、好き勝手にフリーランニングをしてみて欲しい。
ガンバ戦の玉田の得点シーンの様に。
右中盤でドリブルで中央へ
↓
左サイドの金崎にパス
↓
全DFが玉田の存在を忘れる
↓
いつの間にかゴール前にいた玉田にボールが渡ってきてゴール。
(ちなみにこの時、小川は左前に走り込んでCBを引き連れていました。
それによってゴール正面にぽっかりと“玉田スペース”が生まれたのです。
あの場面では、小川の“囮になるナイスランニング”があったのです。)
小川には、
「金崎がケネディーに向けてボールを上げるその瞬間」
に、この様な囮になるフリーランニングをして欲しいですね。
自身がボールを足元で受けるのに加えて、この選択肢を意識して欲しいです。
また、「右サイドをお留守にする」という意識を持てばいいのではないだろうか。
右サイドは、直志、隼磨、闘莉王ががっちり押さえこんでくれるのだから。
「小川よ。ピッチの中で“迷子”になれ。“フリーランナー”となれ。」
走り出すべきタイミングを全部リストアップして、その全てにおいて走り出してくれ!
続いて、アレックスこと、三都主アレサンドロ。
やはり三都主のボランチはいいですね。
ACLの時も、三都主がしっかりゲームコントロールしていました。
得意の位置(左サイドのやや相手陣内)に行く機会が多くなるので、攻撃がいい感じです。
守備の戻りもいいです。
チームディフェンスでボールを奪った後にビルドアップする時は、しっかりキープしてボールをさばいています。
やはりグランパスは、左サイドからくずすのが基本戦術だと思います。
右の隼磨と、左の三都主or阿部のクロス&ドリブル突破を比べたら、後者の方がうまいですよね。
ストイコビッチ監督は、後半の中ごろ、イエローを受けていた三都主を吉村圭司に交代。
三都主の疲れ具合を考慮した、ベストの交代タイミングだと思いました。
前節が水曜日で、3日しか経っておらず、疲れが溜まっていますからね。
次節も頼むぜアレックス。
続いて、後半残り12分で巻佑樹がブルザノヴィッチと交代して登場。
玉田の右サイドからの絶妙なスルーパスからシュート!
あれは惜しかった。
とにかく今日は勝って良かった。
この勝ち点3は大きい。
次節はケネディーに戻ってきて欲しいですね。
そして何より、マギヌンのケガが大事に至っていないことを祈ります。
玉田・楢崎万歳!

Posted by Rito
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