2013年03月12日 09:37

やっぱ、玉さんに期待だ!

カテゴリ:試合前の状況
グランパスの公式サイトで、我らが玉さんが奈良クラブとの練習試合でかなり長い時間、出場したことを知りました。


↓この記事にも載っていました。

玉田“魂”伝えた




玉さんの「迷いながらプレーしていた。ボールを持っても何をやればいいのかわかっていない感じ」という言葉。




見ている私もそう思っていました。




この言葉が現状の全てを表している様な気がします。




キャンプで3バックを徹底的に練習するも、
闘莉王の負傷により、急に4バックにせざるを得なくなってしまった。




以前まで4バックだったとはいえ、メンバーもだいぶ入れ替わっているので、以前と感じが少し違っているのかも知れませんね。




以前、このブログで、グランパスが優勝した時の“強み”をピックアップしていました。

↓これとか、

1.玉さんドリブル
2.淳吾フリーキック
3.小川飛び出し
4.直志ミドル
5.ダニルソンミドル
6.ケネディー→玉田ライン
7.金崎突破
8.永井スピード
9.闘莉王ヘディング
10.ハユさん→ケネディライン
11.阿部クロス&足元への鋭い縦パス


↓これです。

武器1:闘莉王からケネディーへのロングフィード
武器2:玉田・阿部の連携でコーナーキック量産
武器3:金崎の一人縦突破(ケガ)
武器4:直志ミドル(←最近ミドルの調子がいい)
武器5:マギヌンのボール散らし&アイデアパス
武器6:隼磨のケネディーへの“ふんわり丁寧クロス”
武器7:ダニルソンキャノン
武器8:小川激走(特に玉田・阿部との連携)&突破
武器9:三都主から闘莉王へのファーサイドへのクロス
引用




優勝した時は、これがはっきりしていた。
自分たちの絶対的な強みやフォーメーションがチーム全員に浸透していた。




でも、今は、こうしたものがはっきりしていないということですね。




何とか3バックを導入して、手探り。そして急遽4バック。




こういう時こそ、チームの仲間同士による「徹底的な話し合い」が必要だと思いました。




「こういう時は俺がこっちに走っていくから、お前はここにパスしろよ」




みたいな、「口裏合わせ」のパターンをいくつ持つことができるか。




ここが勝負。




もともと、個の技術のあるメンバーが集まっている。




話せば分かる。




監督からのフォーメーションの指示もあるだろうけど、やはり90分ピッチに立つのはメンバー一人ひとり。




監督は大まかな戦略は練るが、細かな戦術は選手が好きに考えてやるべき(かも)。




監督も、コメントの節々で、
「今日は攻撃の想像力が乏しかった」と言っているので、ピッチの上では選手は基本、自由。




監督も選手間同士で話し合いをして口裏合わせして、連携プレーを実践することを望んでいるはず。




かの名将、岡田武史監督も、
「僕はあまり決まりきったことだけやるチームは好きじゃないし、そういうチームはすぐに限界が来てしまう」
といったことをテレビで語っていました。




中村俊輔らに、「自分たちで考えるんだぞ。お前たちが主役なんだぞ」と、繰り返し繰り返し語っていたようです。




次の試合まで、まだ時間はたっぷりある。




答えは、監督からの指示だけを待っているだけでは出てこない!




まずは選手間で話し合おう。




監督に今の考えを直接聞くことができるのなら、それもいいかも知れない。




玉田圭司と矢野貴章
玉田圭司と藤本淳吾
玉田圭司とヤキモフスキー
玉田圭司と小川佳純
玉田圭司と中村直志
玉田圭司とダニルソン
玉田圭司と田口泰士
玉田圭司と田中隼磨
玉田圭司と阿部翔平
玉田圭司と増川隆洋
玉田圭司とダニエル

・・・

玉田圭司 → 藤本淳吾 → 矢野貴章
玉田圭司 → 矢野貴章 → 藤本淳吾
藤本淳吾 → 玉田圭司 → 矢野貴章
藤本淳吾 → 矢野貴章 → 玉田圭司

・・・


玉さんと他メンバーとの組み合わせを考えてみても、いろいろなパターンがある。




そのパターンの中で、どれとどれを「鉄板」にするのか。強みにするのか。




玉さんと淳吾の2人の連携を考えた時、
前半ではどうするのか?後半ではどうするのか?



中央ではどうするのか?サイドではどうするのか?




どこが得意なのか?どこがやりやすいのか?




誰を走らせるのか?どんなパスを送るのか?




今いるメンバーで“強み”を一つ一つ作りだそう。




一個作ったら、また一個。




これらを、めんどくさいかもしれないけど、予め口裏合わせで「アイデア出し」をやっておけたなら、これは必ずチームにプラスになるはず。




まずは仲のいい選手同士、話しやすい選手同士、あるいはフィーリングが合う選手同士で、今持っている強み・パターンの確認作業をするのもいいですよね。




ヤキモフスキーなども、言葉は通じないかもしれないが、そういう選手こそ、連携を深めたいと望みまくってるはずです。




ヤキは動ける。




ヤキは使える。




矢野貴章も動ける。使える。
必ず活きる場所がある。活きる使われ方があるはず。




まずは、仲も良くて意思疎通がしやすい玉田圭司、藤本淳吾、小川佳純の3人がじっくりと話し合って、パターンを洗い出そう。




そしてそこに、貴章、ヤキ、直志、ダニルソン、泰士、隼磨、阿部を加えていこう。




頭の良さも、技術も、経験もある選手たち。




答えは自分たちの中にある。




答えは自分たちで作り出せる。




今こそ、サッカーを楽しもうじゃないか!




どうやって敵を翻弄しようか、決めておくんだ!




ゴールにボールが入るまでの道順を、徹底的に洗い出すんだ!




ボールを前に運ぶパターンはある程度テキトーでいい(かも)。




大事なのは、ゴールにボールが入るまでの道順だ。




これを少なくとも前の選手全員が明確に、共有しておくんだ!




「ゴールポストの右の柱の正面から1メートル内側のところで、
 俺がDF背負って右足で壁を作るから、
 この辺で左足で左のポストから50cm内側ら辺にゴールを決めてね」





くらい細かいパターンを一つ、作ってみたら面白いんじゃないでしょうか。
一つできれば、応用がいくらでもきく、頭のいい選手が揃っている気がします。




玉さん&淳吾は特に。




「そんなことオタクに言われなくたって、
 もう既に全パターンを監督に完璧に教えてもらったよ」




と思う選手がいるかも知れない。でも本当にそうか?
監督が全部洗い出してくれたのか?




いや、違う。
監督は大まかなところを決めているだけのはず。




最後のところは、2~3人の選手間の「連携プレーのイメージの共有度合い」で、ゴールが決まる(と思う)。




やっぱ、玉さんがどこで誰とどう連携するのか、
あるいは自分はマークされる役に徹して、周りを活かすのか、といったアイデアプレーに期待です。




左サイドで、ヤキを前に走らせ、キラーパスを送る玉さん。

ヤキに予めクロスする先をセンチ単位で伝え、
そこに予定通り走り込んでゴール前で余裕でトラップする淳吾。

それを受けて、後は決めるだけの位置にフリーで予定通り待ち構えている貴章。





そして予定通りの確実ゴール!!!!!!




話し合いは、玉さん、淳吾、貴章の3人で行なって、
最後にヤキにクロスのコースと強さ・高さを一言伝えれば完了。




次節は4日後。ヴァンフォーレ甲府戦。




楽しみですね!



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