2011年05月26日 12:16

楢さんを責めれない

カテゴリ:試合結果
今回の水原三星戦について、ブログやMixiなどで、楢さんを批判する人もいるけど、私は、楢さんを責めれないと思います。



隼磨が出したバックパスは、楢さんから離れて曲がっていくボールだったので、あれに飛び出すのは、キーパーとして、かなり難しい判断だと思います。



かと言って、CBの闘莉王としては、楢さんが取るものだと感じさせられるパスでした。



だから闘莉王も責められない。



となると、はやり隼磨のパスミスってことになるわけですが、「単なるパスミス」と捉えてはいけないと思いました。



隼磨が「なぜ」、バックパスを選択したか。



それは「前線にパスの出し先がない」から。



では「なぜ」、前線にパスの出し先がなかったのか?



MFが隼磨から「ボールを受ける位置にいなかった」から。



では「なぜ」、MFが隼磨からボールを受ける位置にいなかったのか。



それは連戦の疲れで運動量が上がらなかったから、
あるいは、キープ力・展開力に自信が持てなかったため、ボールを受けたがらなかったから。
あるいは、中盤でリスクを避けるために、もっと安全な攻め上がりを期待したから。



と、いったことが考えられます。
こういったことが背景・根本にあります。



つまり、MFの位置取りや連携を改善すれば、再発防止ができるかも知れないと思いました。



ダニルソンがいると、ダニ1人に任せがちになると思いますが、やはりMFのバランス感覚が重要なポイントですね。



最初から前線に上がり切ってボールが配給されるのを待つのではなく、ダニ、直志、小川、藤本がある程度低い位置でボールを回しながらキープするのが良さそう。



かといって4人が密集し過ぎてもいけないので、ダニともう一人か二人が隼磨の近くにいるのが良さそうです。



このあたりのバランスは、言葉では言いにくい様な気もしますが、そんなのは、鹿島アントラーズ、ガンバ大阪の試合を見れば分かります。



鹿島の小笠原、野沢、青木あたりが、何メートルの距離でパス回しをしているか。
ガンバの遠藤、二川、明神あたりが、どうやってボールを受け、散らしているか。



終了した試合を「見る」べきです。



分析し、学びとるべきですね。



小笠原と遠藤が常に意識している「距離」を知る。



一回ビデオを見るだけでいい。



そして藤本、小川がそれを学びとる。



実践する。



そして、藤本&小川の2人が「短すぎず長すぎないパス交換」でゆっくり攻め上がる。



そして、FWに配給する策を予め、打ち合わせをして決めておく。



互いに意思疎通をしておく。



こういったことで試合をコントロールしたいですね。



今は「練習」が必要なのではなく、「会話・打ち合わせ」が必要。



逆に言えば、「会話・打ち合わせ」さえあれば、足もとの技術はあるので、連携は可能なはずです。



FWを使う策としては、



1.永井の走らせる位置を予め指示しておく。
  (走り出すのを待ったり、顔色を伺ったりするのではなく。)

2.「ケネディー⇒玉田」連携を活かす配給パターン・位置を細かく決めておく。


3.ケネディーの頭に「ポンッ」と上げられる場所を予めシミュレーションしておく。


4.玉田にとってシュート態勢に入り易いパターンをヒアリングしておく。
  (MFとしての自分ができることと、玉田の求める動きとをすり合わせる)


5.ケネディーポストに自ら走り込み、ワンツーで思いっきりシュート。
  (ケネディーはワンツーがウマい。
   だからケネディーに「ワンツーをやってくれ」と予告しておこう。)


6.永井も実はワンツーがウマい。
  相手が近くにいても、ボールを取られない強さがある。
  だから、左サイド奥深くまで永井を引き連れていく。
  左サイドのチャレンジが永井の強みなので、
  一人でしかけさせよう。



とりあえずはこんな感じもありますが、
現場レベルで話し合いをすれば、アイデアはいくらでも出てきそうです。



予め話し合って、「示しを合わせる」という行為が大事だと思います。



「俺がこうやってフェイント入れるから、こうやって動けよ。」



っていう会話を、FWとMFの6人全員で一人一人、交換し合えば、必ず凄いことになるはずです。



「戦術=ピクシーが何もかも指示してくれる」



と受け身にならずに、自ら、



「小さな作戦」、「小さな策」、「小さな連携」、「小さな攻撃」、「小さな工夫」、「小さなトリックプレー」、「小さな意外性のあるプレー」、「小さなアイデア」



などを形作っていけばいいと思います。



連戦で体が動かないなら、頭を使う。
しかも、試合の前に。予め口裏を合わせておく。



口裏あわせは、相手は読めない。



強い武器になる。



どんな相手でも、必ず脅威となる武器。



それが「口裏あわせ」だ。



技術力が無くてもその威力は絶大だ。



「チームプレー」と一言で言うと、捉えづらいかもしれないけど、要するに「2人、3人で織り成す工夫」ですね。



負傷者が多く、体力消耗が徐々に厳しくなっていくこれから先の戦いは、こういったことで乗り切っていこう。



まだまだグランパスには「武器」がある。



「策」がある。



武器とは、


1.闘莉王→ケネディー→玉田

2.永井走り出し、永井左サイド1人突破

3.淳吾セットプレー・FK

4.阿部クロス→ケネディー

5.直志ミドル


今、小川は「武器」として効果を発揮できていない。



今、小川に期待するとするなら、「連携を使った崩し」だ。
(それだけに固執して頭が固くなってはイカンが)



小川個人は高さも速さも中くらい。
守備力が高いわけでもない。
かといって、点を取っているわけでもない。



今、小川は「自分の良さ」を見つけなければならない。
見出さなければならない。



2008年は良かった。マークされてなかった。
ヨンセン、マギヌンが良いパスをくれた。



でももうヨンセンはいない。
マギヌンもいない。



まずは「連携」を徹底的に改善しよう。



連携の相手は淳吾だ。



淳吾とピッチで居残りして話し合え、小川。



淳吾と二人で生活を共にしてみてくれ、小川。



淳吾にくっつけ。



淳吾の強みを洗い出せ。



淳吾の弱みを洗い出せ。



淳吾からボールをもらえ。



淳吾からボールを引き出せ。



淳吾に指示を出せ。



淳吾と共に、チームの“ブレイン”となれ。



背番号10こそが、その役目だ。



チームの中心、10番は何をしてもいい。
どんな指示を出してもいい。



攻撃の指揮命令は、お前が執れ。



玉田を活かすのはお前だ!
ケネディーを活かすのはお前だ!
淳吾・永井を活かすのはお前だ!



誰かの指示を待っている時ではない。
他のプレーヤーが何とかしてくれるの待っている時ではない。



「10番」は、チームの“ブレイン”なのだから。
チームの中心なのだから。



チームの中心。
それこそが、「名古屋の真の10番」だ。



小川よ、「真の10番」となれ。



頭を使え。



お前なら出来る。



どうすれば点を取れるか、アイデアを出せ。
チームメイトに指示を出せ。



チームのピンチは小川のチャンス。



まだまだ「チームのピンチ」は続くぞ、小川。



まだまだ「チャンス」は続くぞ、小川。



やってやれ!
いいかげん、決めてやれ!


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