2010年10月24日 07:04
ヴィッセル神戸VS名古屋グランパス
カテゴリ:試合結果
ヴィッセル神戸VS名古屋グランパスの
の試合結果は、2-1で名古屋グランパスの勝ち。
前半
後半
今日は玉さんのヘディングシュートで早々に先制点を獲得!
田中隼磨の右サイド奥深くからの素晴らしいクロスにしっかりとミートしていましたね!
そしてついに“ダニルソンキャノン”炸裂!
すっげー弾丸シュート・・・。(^-^;)
さて。
今日の試合は気合いで勝ったものの、怪我人が続出してしまいましたね。
手放しで喜べない試合だったと言えます。
真夏の8月8日から9戦勝ち無しの神戸の“鬱憤”を全て受け止め、それを“命からがら”跳ね返した様な試合だったと思います。
玉田圭司が開始5分で早々に点を取った時には、「今日は勝ったな」と安堵しましたが、試合終盤は、同点に追いつかれてしまいそうな感じでした。
残留争いの真っただ中で、極度に勝ちに飢える神戸。
神戸の“あがき”は想像以上に強かった・・・。
やはり現在16位で下位にいるとはいえ、全然舐めれない相手でしたね。
“死にもの狂い”で喰らい付いてくる神戸。
石櫃が玉さんの足を踏み、吉田が阿部の頭を幾度も頭突き。
ファールにこそならないも、激しい当たりでした。
他にも、前半に小川が痛んで立ち上がれなかったり、ダニルソンが痛んだりと、心配になる場面が多々ありました。
楢さんが痛む場面もありましたね。
ものすごい心配しました。(^o^;)
ウチだけでなく、神戸の10番ボッティも怪我をしました。
主審の松尾一さんには、もっと怪我をさせない様なジャッジをして欲しかったなぁ。
逆に、ちょっと接触するだけですぐにファールを取ってくれる審判もいます。
当然、そういう審判だと怪我の心配が全然ないのでありがたいです。
今日は玉さんも、交代時に足を引きずっていました。
次節に響かないといいけど・・・。
闘莉王も怪我をしてしまい、痛そうにしていましたね。
“満身創痍”という感じ。
そんな中でも相手のフリーキックのピンチで気迫のクリアーを見せていました。
もともと右ひざ靱帯を痛めながらここまで強行出場を続けていた闘莉王。
次節は出場できないのか!?
あと7試合。まだまだ先は長い。
だから決して無理して欲しくない。でも出て欲しい・・・。
うーむ、ジレンマですね。(;_;)
次節はチヨたんに頑張ってもらうことになるか?
正直、闘莉王との落差は大きいかも。(^^;)
(チヨたんを悪く言うつもりは全然ないけど)
そして金崎。
いろいろな場面で力の入り過ぎていた金崎がシュート場面で自ら負傷。
序盤、ボールにミートし損なう場面が2回ほどあったと思います。
明らかに力み過ぎだなぁと思っていましたが、まさかここで負傷してしまうとは・・・。
過去の金崎の負傷は、ゴール前での力み過ぎによるところが大きい気がします。
その“力み”こそが金崎のスピードやアグレッシブさの原動力であるだけに、これもジレンマですね。(;_;)
金崎に関しては、以前、FC東京の石川直宏が言っていた、
「100%で打つと入らない。50%の力で打とうとすると入る。」
という教訓を得るといいのかも知れません。
あるいは、横浜Fマリノスの木村和司監督が言う、
「シュートはゴールにパスすればええのじゃ。」
という教訓もいいかもです。
いやぁ、こう書いてはみたものの、やはり金崎はあの一瞬のスピードが持ち味。
抜群の加速力は、“力み”が生み出しているわけですから、先の教訓などは当てはまらないかも知れません。
うーむ。どうしたらいいのだろう。
それ相応の「特殊な訓練」が必要かも知れませんね。
改めて考えてみると、実は線が細い金崎。
長い目で見て、徐々に筋を太くするのもいいかも知れません。
クレアチンとアミノ酸サプリの摂取で筋肉を太くして欲しいです。
続いて今日のケネディー。
ケネディーは足元のウマさが光っていました。
試合終盤には、前線から献身的にディフェンス。
「がんばれケネディーっ!」
と思わず声を上げてしまったほどに、走りまくっていました。
終盤にゴールポスト直撃の惜しいシュートもありました。
あれはイッたかと思った。
本当に惜しかった。
ケネディーはいつも隅に蹴り込むからね。
仕方なし。
続いて早々にこの人を挙げておきたい。
今日の増川隆洋。
今日は序盤から“ロングフィード”が効いていました。
闘莉王化してました。素晴らしかったです。
右を駆け上がる隼磨に美しいフィード。(これでいきなり得点)
ゴール前に上がった闘莉王に、これまたまっすぐなフィード。(そのままヘディングシュート)
良かったです。
ダニルソンのミスバックパスにより、かわされてしまった場面もありましたが、ああいった飛び込みさえ無くなればもっと良くなりますね。
今日の増さんは本当に良かった。(^o^)
嬉しいです。
調子いいなぁ、と強く感じさせるのは“フィードの良さ”でしょう。
増さんのフィードの特徴は、今日何度か見せていたフィードの様な、“まっすぐ飛んでいくフィード”ですね。
逆にいえば、ふんわりと弧を描くものではない、ということです。
闘莉王は、ケネディーに対して“ふんわりフィード”をよくやります。
闘莉王が蹴ったボールは、ふんわりと弧を描いて、上空からケネディーの頭へと落ちていく場合が多いんです。
増さんもそういうボールを蹴ることがありますので、増さんも出来ます。
前線に上がった闘莉王への“ふんわりフィード”が得点につながったこともあります。
なので、引き続き自信を持ってフィードして欲しいものです。(^o^)
今のグランパスの攻撃のパターンに、新たに加わってもおかしくない“伸び白”。
それが“増川フィード”だと思います。
サンフレッチェ広島の槙野獲りに動いているというニュースが流れていますが、ドリブルで攻め上がることが出来る槙野に増さんが対抗するには、フィードを磨くのが最善!
器用にドリブルで上がる様なマネはせず、後ろにどっしり構えて、フィードをばっちり決める方が増さんに合っている気がします。
その方が、見ている側としても安心して見ていられます。
増さんがドリブルで攻め上がると、私は無性にハイテンションになりますけどね。(^0^)
以前、玉さんとのワンツーでシュートまで持ち込んでいたシーンではものすごくはしゃぎました。。。
というわけで、今後の“増川フィード”&活躍に期待です。
続いて今日のダニルソン。
ピンチを招くバックパスが2回ほど。
ダメですよ。あれだけは。
ボランチとしての試合運びはというと、立ち上がりは前節と同様に、前に上がり過ぎの感がありました。
カウンター時に、“ダニルソンが前に残っている”という状況があったんですね。
でも、序盤以後は、ある程度下がった位置で、まあまあバランスよくプレーしていたのではないかと思います。
そして今日は何と言っても、強烈な“キャノン砲”が炸裂しました!(^0^)
ワーイ!
「ドゥーン!」とか、
「ズドン!」という感じ。
規格外のパワーです。
キーパーの正面なんですけどね・・・。(^-^;)
入ってしまいました。
結果としてこれが決勝点となりました。
やったぜダニルソン。
続いて、これまた今日すごい活躍をした田中隼磨。
マギヌンが霞んで見えてしまうほど凄い攻撃の繰り返し。
上がりまくり、走りまくり、攻撃しまくり!
今日は左サイドの阿部翔平よりも圧倒的に攻撃力が勝っていました。
試合開始5分に玉田への素晴らしいクロスで得点GET。
前節の記事考察で、「隼磨は、ピッチ中央付近から早々に上げるクロスが武器」と書いたのですが、そんな枠にはおさまらない隼磨。
しっかりと前線奥深くまで上がり込んで、素晴らしいピンポイントクロスを上げていました!
やはり田中隼磨をなめたらいかんぜよ。
圧倒的な運動量。
今日は“猟奇的な運動量”でした。(^-^;)
これぞ「隼磨の攻撃」。
守備でも、右サイドからは殆ど攻められなかった様な気がします。
隼磨がしっかり抑え込んでいたのだと思います。
今日の勝利は、隼磨の貢献が大きかったですね。
続いてマギヌン。
今日は先に書いたとおり、隼磨がすご過ぎて霞んでいたと思います。
決して悪いわけではないのですが、目立った決定的な場面も無かった様に思います。
そして、左太ももの上部を蹴られて怪我してしまったようです。(;_;)
続いて小川佳純。
今日、中村直志のレッドカードによる出場停止を受けて、久々のスタメン&フル出場を果たした小川。
ボールの“散らし”が際立って良かったです。
いつもマギヌンや直志がやっているプレーでしょうか。
やや下がり気味の位置でボールを受けて、しっかりとビルドアップしたり、試合を落ち着かせたりしていました。
そんな地味でありながら大事なプレーをこなしていました。
隼磨が活きたのも、そういった“礎(いしずえ)”的な動きがあったからだと思います。
ついつい、ゴールだのアシストだの、あるいは裏への飛び出しだのと、目立った活躍を期待しがちですが、ああいう地味でありながら大事なプレーを地道にこなされると、私としては称賛したくなります。
今日の小川は良かった。
うまくボールを散らしていた。
危なげない試合へとチームをけん引していた。
地味で目立たない、何気ないプレーで。
それでいい。
知らず知らずのうちに優位に立つ試合運びへとコントロールする力。
危険になる前に、早々にいいところへパスを出し、皆が安心してプレーする。
それが今日の小川だった。
これはダニルソンには出来ない。
もちろんこれは、早々に2点を先取したからであろう。
そのバランス感覚が結果としてチームを勝利に導いたのだと思う。
何も点を取るだけがサッカーじゃない。
こういったバランスをとることだって大事。
今日の小川佳純のプレーは、それを思い出させてくれる様なプレーだった。
今日の小川は良かった。
続いて阿部翔平。
左サイドで阿部と対峙したのは、石櫃(いしびつ)。
いつも思うのだか、こいつはウマい。
石櫃はホント、ウマい。
神戸の阿部翔平の様な野郎だ。
守ってよし、攻めてよし。
一対一がよし。クロスがよし。
安定度よし。
神戸のサイド攻撃はこいつが担っている。
この石櫃は、これからもずっと名古屋を苦しめる選手だ。
こいつの一つの特徴は、まっすぐで精確なクロス。
ふんわりではない。まっすぐ飛んでいく。
FWの頭めがけてピンポイントで。
今日も何度か上げられた。
阿部ちゃんはこいつと左サイドで戦っていたのだ。
見ごたえのあるいい戦いだった。
この石櫃が守っているので、今日の左サイドの攻めは、難しかった。
顔をわざと気味に蹴られて、ゴール前で立ち上がれない阿部ちゃん。
痛そうだった。
阿部ちゃんのフィードや攻め上がりが少なかったのも、こいつがいたからだ。
最終的に、この石櫃ともう一人に連携されてクロスを上げられ、我が名古屋は失点してしまった。
あれはどうしようもないと諦めざるをえない様な見事な連携&クロスだった。
日本代表の長友だったらどうしたであろうか?
抜かれるリスクを負って、もっと寄せていたのだろうか?
でもあの時、石櫃は前にいる選手にボールをパスしたわけだから、抑えるのは難しかったと思う。
だから阿部ちゃん1人の問題ではなく、2人がかりで、神戸の2人の連携に対処しなければならなかった。
残念。
石櫃は2008年に日本代表岡田ジャパンに選出されています。
実力十分なのです。
神戸が残留して、再び神戸と対戦する時は、こいつ(石櫃洋佑)に注目です。
ただ、今日は金崎の左サイドの一人突破が良かったです。
さすがの石櫃も、金崎にはかなわなかった様です。
石櫃を抜く。これはすごいことなのです。
金崎の凄さが垣間見られるシーンでした。
続いて今日の楢崎正剛。
今日の楢さんも安定したプレーでした。
ポポの弾丸シュートを今回もナイスセーブ。
試合終盤に痛む場面もありましたが、大丈夫でした。
途中、ダニルソンからのバックパスをトラップなしで早々に前線へ蹴り返したのですが、それを見たストイコビッチ監督が「Why!?なぜそんなことするんだ!?」と言わんばかりに両腕を上げる場面がありました。
私的には、あれで良かったと思いますが、監督にとしては、焦らずにトラップしてから狙って欲しかったみたいです。
とはいえ、試合全体を通じて楢さんは良かったです。
続いて、今日のブルザノビッチ。
金崎夢生の負傷による交代でした。
前線で奮闘していましたね。
でも、どうもここ最近、ボールが足元に落ち着きませんね。
なぜだろう?
目立った場面も特になかった様に思いますが、フリーキックの場面は非常に期待しました。
「ついにブルゾのフリーキックがキターーーッ!」
とワクワクしていたのですが、壁のど真ん中直撃・・・。
「ぜんぜん惜しくねぇよ・・・。」
とガックリでした。┏(-_-|||)┓
残念ながら“神戸キラー”の襲名ならずでした。
うーむ。ブルゾ、今回もイマイチか。
ウマくキープして、ボールを散らして、フリーキックで魅せるブルゾを再び見たいですね。
シーズン序盤の“痩せたブルゾ”は良かった。
つまり、「体を絞ってこい」というストイコビッチ監督の指示を受けて帰国し、戻ってきた時のブルゾは動きが良かった。
でも、最近のブルゾは太って動きが鈍っているのではないだろうか?
それに少し前に体調不良で休んでましたよね。
こういった要因が重なっているのかも知れません。
とにかく体調管理がブルゾの最大の課題ですな。
そろそろ、助っ人外人として結果を残さないと、バヤリッツァの様に放出されてしまうぞブルゾ!
今日の試合で、ポジション争いで小川が更に優位に立ったんだから。
続いて今日の杉本恵太。
頑張って走りまわっていたのではないでしょうか。
裏に走って点を取るとかではなく、前線からプレッシャーをかける様に指示されているであろう杉本。
その仕事をしっかりとこなすべく走っていたと思います。
そんな中でも惜しいクロスを上げるなど、得点に絡む意欲も見せていました。
決して自分勝手なものではなく、バランスの取れた攻撃&動きだったと思います。
というわけで、今日の杉さんも良かったです。
ただ、楢さんが投げたボールをうまくトラップしきれず、ピンチになる場面がありました。
怒る増さん・・・。
最後に千代反田充。
今日のチヨたんの役目は、1点のリードを守りきること。
その仕事をきっちりやり切ってくれました。
安定していたと思います。
闘莉王が足を引きずり始めて前線に配置された時、チヨたんが代わりにセンターバックに入りました。
難しい仕事だったと思いますが、頭のいいチヨたんはウマく機能していたと思います。
ロスタイムの神戸押せ押せの時に、FWに入りそうなボールを個人技で足を入れて、かろうじてカット!
ファインプレー!
あのプレーだけでも、チヨたん投入成功でした!
個人の考察は以上です。
いやぁ。
今日の試合は本当に厳しかった。
残留争いをしているチームというのは、独特の怖さがあるんだなぁ。
相手が誰であろうと、“命がけの戦い”を挑んできます。
王者になる道に、楽な戦いなど一つもありませんね。
全てが修羅場。
全てが全力の戦い。
そして金崎、闘莉王、マギヌンの負傷。
玉田の足の痙攣(足がつった)。
今試合で、明らかに名古屋は苦戦を強いられました。
頭では「楽な試合など一つもない」とは、分かっていたつもりでも、まさかここまで傷つけられて試合を終えるとは思っていなかった。
神戸相手に、“傷なし”で勝てると思っていた。
そんな私は甘かった。
“傷だらけの勝利”。
辛くも何とか勝ち逃げた。
そんな感じの勝利に、私の目には映ります。
次の試合は、24発ものシュートを放ったセレッソ大阪。
家長の調子がいい。乾もいる。
アマラウ、アドリアーノ、マルチネスのコントロールもいい。
今節で引き分けに終わったものの、今のセレッソは紛れもなく強い。
チームは明らかに自信を持って次節に臨んでくるであろう。
しかし私は悲観していない。
今日の玉田のインタビュー時のあの目を見て私はそう思いました。
「残留争いする様な下位相手には、楽に勝てるかも知れない」
などと、心のどこかに“隙”のあった私とは対照的に、
玉田の表情は真剣だった。
「こういう厳しい試合になることは分かっていた」
といわんばかりの表情だった。
傷だらけになることを玉田圭司は“覚悟して戦っていた”のかも知れない。
そして実際に傷を負いながら戦った。
その表情に“隙”はない。
“これから起こるであろう更に厳しい戦い”を予見しているかの様な“目”をしていた。
ここからいよいよ“本当の戦い”が始まる。
それを知っているかの様な目だった。
“優勝”という言葉は、どこか晴れやかであり、達成感を漂わせている。
その達成感からは気持ちの緩みが生じる。
その言葉を口にするだけで、達成してもいないのに、心に“隙”が生まれる。
玉田はそのことを十分に分かった上で己を戒める様にして「次の試合を“全力”で」と語った。
だから今は“優勝”という言葉を使ってはならない。
それをチームの誰もが認識している。
私たちサポーターも。
私たちはまだ何も得ていない。
今チームは、“きらびやかな優勝街道”を進んでいるのではない。
“地獄の戦場”を一歩一歩、歩んでいるのだ。
こっからは更に厳しくなる。
2008年を思い出そう。私たちは何も得られなかった。
次節、
金崎は負傷で出られないだろう。
闘莉王も出られないだろう。
玉田の足には痛みが伴うだろう。
傷だらけ。
しかし、玉田の“目”は、何かを勝ち取ろうとする目だった。
“何か”を成し遂げようとする目だった。
何にも屈せず、ただただ、己の今ある力を振り絞る。
目の前の戦いに、全てを捧げる。
そんな目をしていた。
“青き戦士”玉田圭司。
きっとやるだろう。
彼は何かをやり遂げるに違いない。
玉田圭司を本気で応援している“同志”は、
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の試合結果は、2-1で名古屋グランパスの勝ち。
前半
後半
今日は玉さんのヘディングシュートで早々に先制点を獲得!
田中隼磨の右サイド奥深くからの素晴らしいクロスにしっかりとミートしていましたね!
そしてついに“ダニルソンキャノン”炸裂!
すっげー弾丸シュート・・・。(^-^;)
さて。
今日の試合は気合いで勝ったものの、怪我人が続出してしまいましたね。
手放しで喜べない試合だったと言えます。
真夏の8月8日から9戦勝ち無しの神戸の“鬱憤”を全て受け止め、それを“命からがら”跳ね返した様な試合だったと思います。
玉田圭司が開始5分で早々に点を取った時には、「今日は勝ったな」と安堵しましたが、試合終盤は、同点に追いつかれてしまいそうな感じでした。
残留争いの真っただ中で、極度に勝ちに飢える神戸。
神戸の“あがき”は想像以上に強かった・・・。
やはり現在16位で下位にいるとはいえ、全然舐めれない相手でしたね。
“死にもの狂い”で喰らい付いてくる神戸。
石櫃が玉さんの足を踏み、吉田が阿部の頭を幾度も頭突き。
ファールにこそならないも、激しい当たりでした。
他にも、前半に小川が痛んで立ち上がれなかったり、ダニルソンが痛んだりと、心配になる場面が多々ありました。
楢さんが痛む場面もありましたね。
ものすごい心配しました。(^o^;)
ウチだけでなく、神戸の10番ボッティも怪我をしました。
主審の松尾一さんには、もっと怪我をさせない様なジャッジをして欲しかったなぁ。
逆に、ちょっと接触するだけですぐにファールを取ってくれる審判もいます。
当然、そういう審判だと怪我の心配が全然ないのでありがたいです。
今日は玉さんも、交代時に足を引きずっていました。
次節に響かないといいけど・・・。
闘莉王も怪我をしてしまい、痛そうにしていましたね。
“満身創痍”という感じ。
そんな中でも相手のフリーキックのピンチで気迫のクリアーを見せていました。
もともと右ひざ靱帯を痛めながらここまで強行出場を続けていた闘莉王。
次節は出場できないのか!?
あと7試合。まだまだ先は長い。
だから決して無理して欲しくない。でも出て欲しい・・・。
うーむ、ジレンマですね。(;_;)
次節はチヨたんに頑張ってもらうことになるか?
正直、闘莉王との落差は大きいかも。(^^;)
(チヨたんを悪く言うつもりは全然ないけど)
そして金崎。
いろいろな場面で力の入り過ぎていた金崎がシュート場面で自ら負傷。
序盤、ボールにミートし損なう場面が2回ほどあったと思います。
明らかに力み過ぎだなぁと思っていましたが、まさかここで負傷してしまうとは・・・。
過去の金崎の負傷は、ゴール前での力み過ぎによるところが大きい気がします。
その“力み”こそが金崎のスピードやアグレッシブさの原動力であるだけに、これもジレンマですね。(;_;)
金崎に関しては、以前、FC東京の石川直宏が言っていた、
「100%で打つと入らない。50%の力で打とうとすると入る。」
という教訓を得るといいのかも知れません。
あるいは、横浜Fマリノスの木村和司監督が言う、
「シュートはゴールにパスすればええのじゃ。」
という教訓もいいかもです。
いやぁ、こう書いてはみたものの、やはり金崎はあの一瞬のスピードが持ち味。
抜群の加速力は、“力み”が生み出しているわけですから、先の教訓などは当てはまらないかも知れません。
うーむ。どうしたらいいのだろう。
それ相応の「特殊な訓練」が必要かも知れませんね。
改めて考えてみると、実は線が細い金崎。
長い目で見て、徐々に筋を太くするのもいいかも知れません。
クレアチンとアミノ酸サプリの摂取で筋肉を太くして欲しいです。
続いて今日のケネディー。
ケネディーは足元のウマさが光っていました。
試合終盤には、前線から献身的にディフェンス。
「がんばれケネディーっ!」
と思わず声を上げてしまったほどに、走りまくっていました。
終盤にゴールポスト直撃の惜しいシュートもありました。
あれはイッたかと思った。
本当に惜しかった。
ケネディーはいつも隅に蹴り込むからね。
仕方なし。
続いて早々にこの人を挙げておきたい。
今日の増川隆洋。
今日は序盤から“ロングフィード”が効いていました。
闘莉王化してました。素晴らしかったです。
右を駆け上がる隼磨に美しいフィード。(これでいきなり得点)
ゴール前に上がった闘莉王に、これまたまっすぐなフィード。(そのままヘディングシュート)
良かったです。
ダニルソンのミスバックパスにより、かわされてしまった場面もありましたが、ああいった飛び込みさえ無くなればもっと良くなりますね。
今日の増さんは本当に良かった。(^o^)
嬉しいです。
調子いいなぁ、と強く感じさせるのは“フィードの良さ”でしょう。
増さんのフィードの特徴は、今日何度か見せていたフィードの様な、“まっすぐ飛んでいくフィード”ですね。
逆にいえば、ふんわりと弧を描くものではない、ということです。
闘莉王は、ケネディーに対して“ふんわりフィード”をよくやります。
闘莉王が蹴ったボールは、ふんわりと弧を描いて、上空からケネディーの頭へと落ちていく場合が多いんです。
増さんもそういうボールを蹴ることがありますので、増さんも出来ます。
前線に上がった闘莉王への“ふんわりフィード”が得点につながったこともあります。
なので、引き続き自信を持ってフィードして欲しいものです。(^o^)
今のグランパスの攻撃のパターンに、新たに加わってもおかしくない“伸び白”。
それが“増川フィード”だと思います。
サンフレッチェ広島の槙野獲りに動いているというニュースが流れていますが、ドリブルで攻め上がることが出来る槙野に増さんが対抗するには、フィードを磨くのが最善!
器用にドリブルで上がる様なマネはせず、後ろにどっしり構えて、フィードをばっちり決める方が増さんに合っている気がします。
その方が、見ている側としても安心して見ていられます。
増さんがドリブルで攻め上がると、私は無性にハイテンションになりますけどね。(^0^)
以前、玉さんとのワンツーでシュートまで持ち込んでいたシーンではものすごくはしゃぎました。。。
というわけで、今後の“増川フィード”&活躍に期待です。
続いて今日のダニルソン。
ピンチを招くバックパスが2回ほど。
ダメですよ。あれだけは。
ボランチとしての試合運びはというと、立ち上がりは前節と同様に、前に上がり過ぎの感がありました。
カウンター時に、“ダニルソンが前に残っている”という状況があったんですね。
でも、序盤以後は、ある程度下がった位置で、まあまあバランスよくプレーしていたのではないかと思います。
そして今日は何と言っても、強烈な“キャノン砲”が炸裂しました!(^0^)
ワーイ!
「ドゥーン!」とか、
「ズドン!」という感じ。
規格外のパワーです。
キーパーの正面なんですけどね・・・。(^-^;)
入ってしまいました。
結果としてこれが決勝点となりました。
やったぜダニルソン。
続いて、これまた今日すごい活躍をした田中隼磨。
マギヌンが霞んで見えてしまうほど凄い攻撃の繰り返し。
上がりまくり、走りまくり、攻撃しまくり!
今日は左サイドの阿部翔平よりも圧倒的に攻撃力が勝っていました。
試合開始5分に玉田への素晴らしいクロスで得点GET。
前節の記事考察で、「隼磨は、ピッチ中央付近から早々に上げるクロスが武器」と書いたのですが、そんな枠にはおさまらない隼磨。
しっかりと前線奥深くまで上がり込んで、素晴らしいピンポイントクロスを上げていました!
やはり田中隼磨をなめたらいかんぜよ。
圧倒的な運動量。
今日は“猟奇的な運動量”でした。(^-^;)
これぞ「隼磨の攻撃」。
守備でも、右サイドからは殆ど攻められなかった様な気がします。
隼磨がしっかり抑え込んでいたのだと思います。
今日の勝利は、隼磨の貢献が大きかったですね。
続いてマギヌン。
今日は先に書いたとおり、隼磨がすご過ぎて霞んでいたと思います。
決して悪いわけではないのですが、目立った決定的な場面も無かった様に思います。
そして、左太ももの上部を蹴られて怪我してしまったようです。(;_;)
続いて小川佳純。
今日、中村直志のレッドカードによる出場停止を受けて、久々のスタメン&フル出場を果たした小川。
ボールの“散らし”が際立って良かったです。
いつもマギヌンや直志がやっているプレーでしょうか。
やや下がり気味の位置でボールを受けて、しっかりとビルドアップしたり、試合を落ち着かせたりしていました。
そんな地味でありながら大事なプレーをこなしていました。
隼磨が活きたのも、そういった“礎(いしずえ)”的な動きがあったからだと思います。
ついつい、ゴールだのアシストだの、あるいは裏への飛び出しだのと、目立った活躍を期待しがちですが、ああいう地味でありながら大事なプレーを地道にこなされると、私としては称賛したくなります。
今日の小川は良かった。
うまくボールを散らしていた。
危なげない試合へとチームをけん引していた。
地味で目立たない、何気ないプレーで。
それでいい。
知らず知らずのうちに優位に立つ試合運びへとコントロールする力。
危険になる前に、早々にいいところへパスを出し、皆が安心してプレーする。
それが今日の小川だった。
これはダニルソンには出来ない。
もちろんこれは、早々に2点を先取したからであろう。
そのバランス感覚が結果としてチームを勝利に導いたのだと思う。
何も点を取るだけがサッカーじゃない。
こういったバランスをとることだって大事。
今日の小川佳純のプレーは、それを思い出させてくれる様なプレーだった。
今日の小川は良かった。
続いて阿部翔平。
左サイドで阿部と対峙したのは、石櫃(いしびつ)。
いつも思うのだか、こいつはウマい。
石櫃はホント、ウマい。
神戸の阿部翔平の様な野郎だ。
守ってよし、攻めてよし。
一対一がよし。クロスがよし。
安定度よし。
神戸のサイド攻撃はこいつが担っている。
この石櫃は、これからもずっと名古屋を苦しめる選手だ。
こいつの一つの特徴は、まっすぐで精確なクロス。
ふんわりではない。まっすぐ飛んでいく。
FWの頭めがけてピンポイントで。
今日も何度か上げられた。
阿部ちゃんはこいつと左サイドで戦っていたのだ。
見ごたえのあるいい戦いだった。
この石櫃が守っているので、今日の左サイドの攻めは、難しかった。
顔をわざと気味に蹴られて、ゴール前で立ち上がれない阿部ちゃん。
痛そうだった。
阿部ちゃんのフィードや攻め上がりが少なかったのも、こいつがいたからだ。
最終的に、この石櫃ともう一人に連携されてクロスを上げられ、我が名古屋は失点してしまった。
あれはどうしようもないと諦めざるをえない様な見事な連携&クロスだった。
日本代表の長友だったらどうしたであろうか?
抜かれるリスクを負って、もっと寄せていたのだろうか?
でもあの時、石櫃は前にいる選手にボールをパスしたわけだから、抑えるのは難しかったと思う。
だから阿部ちゃん1人の問題ではなく、2人がかりで、神戸の2人の連携に対処しなければならなかった。
残念。
石櫃は2008年に日本代表岡田ジャパンに選出されています。
実力十分なのです。
神戸が残留して、再び神戸と対戦する時は、こいつ(石櫃洋佑)に注目です。
ただ、今日は金崎の左サイドの一人突破が良かったです。
さすがの石櫃も、金崎にはかなわなかった様です。
石櫃を抜く。これはすごいことなのです。
金崎の凄さが垣間見られるシーンでした。
続いて今日の楢崎正剛。
今日の楢さんも安定したプレーでした。
ポポの弾丸シュートを今回もナイスセーブ。
試合終盤に痛む場面もありましたが、大丈夫でした。
途中、ダニルソンからのバックパスをトラップなしで早々に前線へ蹴り返したのですが、それを見たストイコビッチ監督が「Why!?なぜそんなことするんだ!?」と言わんばかりに両腕を上げる場面がありました。
私的には、あれで良かったと思いますが、監督にとしては、焦らずにトラップしてから狙って欲しかったみたいです。
とはいえ、試合全体を通じて楢さんは良かったです。
続いて、今日のブルザノビッチ。
金崎夢生の負傷による交代でした。
前線で奮闘していましたね。
でも、どうもここ最近、ボールが足元に落ち着きませんね。
なぜだろう?
目立った場面も特になかった様に思いますが、フリーキックの場面は非常に期待しました。
「ついにブルゾのフリーキックがキターーーッ!」
とワクワクしていたのですが、壁のど真ん中直撃・・・。
「ぜんぜん惜しくねぇよ・・・。」
とガックリでした。┏(-_-|||)┓
残念ながら“神戸キラー”の襲名ならずでした。
うーむ。ブルゾ、今回もイマイチか。
ウマくキープして、ボールを散らして、フリーキックで魅せるブルゾを再び見たいですね。
シーズン序盤の“痩せたブルゾ”は良かった。
つまり、「体を絞ってこい」というストイコビッチ監督の指示を受けて帰国し、戻ってきた時のブルゾは動きが良かった。
でも、最近のブルゾは太って動きが鈍っているのではないだろうか?
それに少し前に体調不良で休んでましたよね。
こういった要因が重なっているのかも知れません。
とにかく体調管理がブルゾの最大の課題ですな。
そろそろ、助っ人外人として結果を残さないと、バヤリッツァの様に放出されてしまうぞブルゾ!
今日の試合で、ポジション争いで小川が更に優位に立ったんだから。
続いて今日の杉本恵太。
頑張って走りまわっていたのではないでしょうか。
裏に走って点を取るとかではなく、前線からプレッシャーをかける様に指示されているであろう杉本。
その仕事をしっかりとこなすべく走っていたと思います。
そんな中でも惜しいクロスを上げるなど、得点に絡む意欲も見せていました。
決して自分勝手なものではなく、バランスの取れた攻撃&動きだったと思います。
というわけで、今日の杉さんも良かったです。
ただ、楢さんが投げたボールをうまくトラップしきれず、ピンチになる場面がありました。
怒る増さん・・・。
最後に千代反田充。
今日のチヨたんの役目は、1点のリードを守りきること。
その仕事をきっちりやり切ってくれました。
安定していたと思います。
闘莉王が足を引きずり始めて前線に配置された時、チヨたんが代わりにセンターバックに入りました。
難しい仕事だったと思いますが、頭のいいチヨたんはウマく機能していたと思います。
ロスタイムの神戸押せ押せの時に、FWに入りそうなボールを個人技で足を入れて、かろうじてカット!
ファインプレー!
あのプレーだけでも、チヨたん投入成功でした!
個人の考察は以上です。
いやぁ。
今日の試合は本当に厳しかった。
残留争いをしているチームというのは、独特の怖さがあるんだなぁ。
相手が誰であろうと、“命がけの戦い”を挑んできます。
王者になる道に、楽な戦いなど一つもありませんね。
全てが修羅場。
全てが全力の戦い。
そして金崎、闘莉王、マギヌンの負傷。
玉田の足の痙攣(足がつった)。
今試合で、明らかに名古屋は苦戦を強いられました。
頭では「楽な試合など一つもない」とは、分かっていたつもりでも、まさかここまで傷つけられて試合を終えるとは思っていなかった。
神戸相手に、“傷なし”で勝てると思っていた。
そんな私は甘かった。
“傷だらけの勝利”。
辛くも何とか勝ち逃げた。
そんな感じの勝利に、私の目には映ります。
次の試合は、24発ものシュートを放ったセレッソ大阪。
家長の調子がいい。乾もいる。
アマラウ、アドリアーノ、マルチネスのコントロールもいい。
今節で引き分けに終わったものの、今のセレッソは紛れもなく強い。
チームは明らかに自信を持って次節に臨んでくるであろう。
しかし私は悲観していない。
今日の玉田のインタビュー時のあの目を見て私はそう思いました。
「残留争いする様な下位相手には、楽に勝てるかも知れない」
などと、心のどこかに“隙”のあった私とは対照的に、
玉田の表情は真剣だった。
「こういう厳しい試合になることは分かっていた」
といわんばかりの表情だった。
傷だらけになることを玉田圭司は“覚悟して戦っていた”のかも知れない。
そして実際に傷を負いながら戦った。
その表情に“隙”はない。
“これから起こるであろう更に厳しい戦い”を予見しているかの様な“目”をしていた。
ここからいよいよ“本当の戦い”が始まる。
それを知っているかの様な目だった。
“優勝”という言葉は、どこか晴れやかであり、達成感を漂わせている。
その達成感からは気持ちの緩みが生じる。
その言葉を口にするだけで、達成してもいないのに、心に“隙”が生まれる。
玉田はそのことを十分に分かった上で己を戒める様にして「次の試合を“全力”で」と語った。
だから今は“優勝”という言葉を使ってはならない。
それをチームの誰もが認識している。
私たちサポーターも。
私たちはまだ何も得ていない。
今チームは、“きらびやかな優勝街道”を進んでいるのではない。
“地獄の戦場”を一歩一歩、歩んでいるのだ。
こっからは更に厳しくなる。
2008年を思い出そう。私たちは何も得られなかった。
次節、
金崎は負傷で出られないだろう。
闘莉王も出られないだろう。
玉田の足には痛みが伴うだろう。
傷だらけ。
しかし、玉田の“目”は、何かを勝ち取ろうとする目だった。
“何か”を成し遂げようとする目だった。
何にも屈せず、ただただ、己の今ある力を振り絞る。
目の前の戦いに、全てを捧げる。
そんな目をしていた。
“青き戦士”玉田圭司。
きっとやるだろう。
彼は何かをやり遂げるに違いない。
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Posted by Rito
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