サッカー日本代表VSオランダ

Rito

2010年06月20日 18:35

サッカー日本代表VSオランダ
の試合結果は、0-1でオランダの勝ち。

残念でしたが、手ごたえ十分の試合でしたね!
決して悲観することはありません。

オランダ相手に1点で守り切り、あわや引き分けとなる試合内容でした。

スナイデルはやはり凄かった・・・。
あの強烈なミドルシュートは、速かったですね・・・。

川島には止めて欲しかったですが、あれを責めることはできないというのが、私と、私の父の考えです。
川島は後に2回ほど、ビッグセーブをしました。

あれで帳消しだと思います。

中澤がフィードに失敗し、そのまま裏を取られてピンチを作ってしまいましたが、川島がファインセーブで防ぎきってくれました。
もう一つは、遠藤&長谷部の中盤での無理な突破に失敗して奪取されたところからのピンチをファインセーブ。

でも、
「あのスナイデルのシュートさえ守ってくれれば・・・。」
と思わずにはいられないですね。



今試合で調子が良かったのは、大久保、長友、松井、闘莉王、中澤だと思います。
中くらいの出来だったのは、長谷部、遠藤かな。
イマイチ頼りなかった、あるいはもっとやれたと思うのは、本田圭祐、俊輔、玉田、岡崎ですね。
そして最もダメだったのは、駒野。

オランダは後半、徹底して右サイドから崩していました。
右サイドの駒野のところから、ボールをゴール前に入れられる場面が多かったです。

一方の左サイドは、長友がガッチリと相手を抑え込んで、完全に封じていました。
長友は、全試合ではエトーを封じ込め、今試合でも相手にまったく仕事をさせませんでした。

改めて、長友ってすごいと思いました。

そんな長友のプレーについて、もう一つ、外せない場面があります。
それは、後半にエリアが右サイドに投入された時に、長友が攻め込まれている駒野とポジションチェンジしたことです。

この岡田監督の策が見事に功を奏し、全試合で2得点に絡んだエリアを長友が完全に封じました。
エリアが投入された直後に長友が付いたので、岡田監督は完全に状況を見極め、相手の出方を読んでいたのでしょう。

長友が入って、エリアが全試合とはうってかわって、仕事させてもらえないのを見て、「あ、やはり岡田監督は名将だ。」と思った次第です。

世間では岡田監督を批判する人もいますが、横浜マリノスを何度もリーグ優勝に導いたり、日本代表をW杯で初の予選突破を実現したりと、落ち着いて結果を見れば凄い人なんです。

「ベスト4」という困難な目標を立てているのも、いろいろ考えてのこと。
私はこの岡田監督の「ベスト4」という目標を買っています。

「そんなの絶対無理。岡田はやめちまえ。」という、「現実志向」という皮をかぶった「マイナス志向」の連中の言葉には耳を傾けたくはないです。

私は、「それでも“奇跡”を信じたい!」、「本気でベスト4を応援したい!」と思う方の立場です。
だから、頑張ってほしい!
この南アフリカ大会で実現できなかったとしても、何十年後かの選手たちがきっと実現してくれると“信じて”います。


さて。
私は駒野については、イマイチ評価していないです・・・。
このオランダ戦での失点も、実にあっさりと左サイドからクロスを上げられるところからのものです。

今野がケガでいないのが本当に残念。

今野は、Jリーグでのボール奪取率がずば抜けて秀でているのです。
数字で出ているんですね。

そして、本人もそのスキルを認識して、技術を磨いているようです。
代表選でも、その実力をところどころで発揮しているのを見て、「代表でも今野のボール奪取スキルは通じるんだな」と思っている次第です。

次のデンマーク戦では戻ってきて欲しいです。
今は、チームの戦術が守備重視なので、今野の存在は非常に大きいですね。



玉田はもっとボールを受けに行って欲しかったなぁ。
背が小さいのに前線に張って待っている感じがしました。
もっとフリーランニングしても良かったんじゃないかな。


岡崎は、長友⇒闘莉王からの決定的なボールを惜しくもふかしてしまいました。
あれは決めなきゃだめだぞ!岡崎!
と思ってしまいます。

利き足と反対だけどね。



大久保は良かった。
ものすごく良かった。
全試合のカメルーン戦でも凄く良かった。
岡崎、玉田が控えに回るのは当然。



献身的な守備。
奪われないキープ力。
ゴールを目指すチャレンジ精神。
完璧な仕事ぶりでした。

我らが名古屋グランパスの玉田にも、あれくらい“受けて、ドリブルで展開”して欲しかった・・・。
今試合の玉田は、全然効果的に受けに行っていなかった気がする。

疲れきっている遠藤と長谷部に代わって、闘莉王から直接ボールを受けてゲームを展開して欲しかったなぁ。
「とりあえずここ(前線)までボールを運んでくれ。あとは俺がゴールを決めてやる」という気持ちだったのかなぁ。

玉田から岡崎への絶妙なスルーパスが見たかった・・・。
「玉田がボールを運び、決定的なチャンスを作る。」これを想像していたんだけどなぁ。
天皇杯決勝のガンバ戦での「ケネディー⇒直志への絶妙パス」と、同じくリーグ初戦のガンバ戦での「中盤で受けてドリブル突破⇒左サイドの金崎⇒ケネディーの落とし⇒玉田ゴール」との2つを足して2で割ったようなプレー。。。
(名古屋グランパスのコアなファンしか分からないような説明ですみません。)



俊輔も、徹底した岡崎狙いを敢行するも、うまくいかず。
まあこれはしかたないかな。内田との掛け合いがあればもっとチャンスを演出できたのかも。
いい位置でのフリーキックもなかったしね。



闘莉王は素晴らしかった。
安定した鉄壁の守り。
後半の最後の方の、岡崎へのベストチャンスメイク。
(あれはすごかった・・・。長友のクロスも正確だった。)



本田は前試合ほどの輝きはなかったですね。
イマイチ不発だったみたいです。



それでも、オランダ戦は善戦しましたね。
次を期待させる内容でした。







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