2010年04月21日 23:20
名古屋グランパスVSアルビレックス新潟
カテゴリ:試合結果
名古屋グランパスVSアルビレックス新潟
の試合結果は、1-1で引き分け。
後半終盤での闘莉王のヘディングシュートで先制ゴール。
そして試合終了間際に、新潟の大島秀夫の同点ゴール。
ダニルソンがマルシオ・リシャルデスにかわされ、
ファグネルがなんとかワンタッチをし、
大島秀夫が楢崎正剛の股を抜いてゴール。
本当に残念な同点弾でした・・・。
これを私なりに分析してみます。
Mixiなどの書き込みでは、
「ダニルソンがイエロー覚悟で止めてくれればよかった」
「増川がファグネルを抑えてくれればよかった」
「闘莉王のポジションが、逆側であれば防げた」
という意見が目立ちました。
私が見るに、増川はどうしようもなかったと思います。
ファグネルはパスをしようとしたのではなく、「なんとかボールに触った」のだから。
それがたまたま大島の前に転がり込んでいます。
続いて、闘莉王ですが、あれを予測するのはかなり難しいと思います。
リシャルデス⇒ファグネル⇒大島のあの流れを予測するなど、不可能だったと見ていいでしょう。
となると、やはりダニルソンが「戦犯」ということになってしまう気がします。
あの失点は、「ダニルソンのところでしか止められなかった」と考えるべきでしょう。
ストイコビッチ監督の「イエロー覚悟でダニルソンに止めて欲しかった」という旨の発言は、正に的を得ていると思います。
さて。
こうなると、ダニルソンを悪者にしたくなるかと思います。
が、しかし。
私は、「いかにして、ダニルソンがリシャルデスにかわされる場面が生まれたか」
を見て欲しいと思います。
いかにして、リシャルデスのところにボールが行ったのか?
答えはずばり、「阿部からの中央へのクロスの失敗」からなのです。
実は、闘莉王が点を取った後、阿部は少なくとも3回、
敵のCBの中央へ長いクロスを上げています。
右サイドの杉本か、はたまた、“中央にいるはずのケネディー”に向かって蹴りあげてたわけです。
しかし、クロスの先には味方はおらず、相手CBがセーフティーにキャッチ。
そして、リシャルデスへと繋がって行ったのです。
阿部がクロスによって、相手CBにいとも簡単にボールを渡してしまったシーンが3回。
これを私は問題視したい。
あそこはバックパスを多用してでも、“キープ”して欲しかった。
阿部がロングフィードをした理由は、
1.「前線へフィードせよ」というストイコビッチ監督からの指示
2.「同点弾を取る!」と必死である敵FWからのプレッシャー。
だったのではないだろうか。
「何とか敵の攻撃を耐え忍んで得たボールを、いち早く前線へ」
という必死の、そして必然的な感情が、阿部にロングフィードを選択させていたはずです。
そこに、大いなる改善点があると私は見ます。
ボールを取った直後、急がず、慌てず、
「カッコ悪く見られがちなバックパス」
「サイドライン際でボールを足元にしっかりキープし、相手に当てて出す」
という2つを巧みに使うのが良いと思います。
アレックスこと、三都主アレサンドロはこれがうまい。
鹿島の小笠原もうまい。
ちなみにガンバの場合はパスの“つなぎ”がうまい。
我らが名古屋グランパスが鹿島アントラーズやガンバの様な“試合巧者”になるには、あの時間帯での、処理を改善する必要があります。
「カッコ悪く見られがちなバックパス」
「サイドライン際でボールを足元にしっかりキープし、相手の足に当てて出す」
ということの2つが“確実な策”だと思います。
さて。
さんざん、阿部ちゃんに改善提案をしたところで、
今試合での阿部ちゃんの良かったところも述べます。
2つ、良いところが見られたように思います。
1つ目は、相手CB辺りではなく、右サイド前方に走り込む杉本恵太へのロングフィード。
2つ目は、夢生&マギヌンとの連携の中から突如放つ、バイタルエリアへのグラウンダーフィードです。
これがものすごく効果的でした。相手に脅威を与えていましたね。
アレックスも同様に、後者の「グラウンダーフィード」がうまいです。
クロスもいいのだが、味方が左前サイドに走り込んだ時の「グラウンダーフィード」は、アレックスも阿部ちゃんも非常にいいのです。
今試合でも、二人とも効果的な「グラウンダーフィード」をやっていました。
ちなみに、右サイドの田中隼磨にはあまり見られないです。
アレックスor阿部ちゃんが左中盤でボールをキープしたら、
マギヌンor夢生or小川は、とりあえず“中央付近から”左前線に向かって走っておけ!という気さえします。
(ブルゾは、体力が無いのかその場面で走った試しがない気がします・・・)
(縦に並んでちゃダメですよ。オフサイドになるから。“中央付近から走る”というのがミソだと思います)
(イメージとしては、日本代表VSブラジル戦での「三都主⇒玉田ゴール」のシーンが理想です)
頑張れ!阿部翔平!
試合巧者となれ!
さて。
他の選手についても軽く触れておきます。
闘莉王⇒ 完璧。
隼磨 ⇒ ディフェンス完璧。オフェンス慎重ぎみだった。
増川 ⇒ 完璧。
小川 ⇒ ミドルシュート打て。ゴール前で落ち着け。
吉村 ⇒ 完璧。
ボールの散らしが中村直志以上だったかも。
阿部ちゃんが入りたてでイマイチだった時、ナイスカバー連発。
ブルゾ⇒ 75点かな。及第点。
三都主⇒ 完璧。
金崎 ⇒ 80点。コーナーキック取りまくるのがGood.
マギヌン⇒ 80点。
あんたのデキがチームのデキに直結してます。
ケネディー⇒ 70点。ゴール決めて欲しい。。
今日は良いクロスが少なかったけど。
ダニルソン⇒ 40点。失点により落第点。直志、吉村を見習って欲しい。
阿部 ⇒ 49点。
3本の“安易なフィードミス”が失点を呼び込んだ!
楢崎 ⇒ 59点。
あなたには“股抜き”は似合わない。
あなたには“神がかり的セーブ”こそが似合うのです。
以上です。
我ながら、全力で頑張っている選手たちに対して失礼なコメント&批評だなぁ、と思います。
お許しを。
とにかく、ボールがよく動く、質の高い試合でした。
引き分け、残念。
の試合結果は、1-1で引き分け。
後半終盤での闘莉王のヘディングシュートで先制ゴール。
そして試合終了間際に、新潟の大島秀夫の同点ゴール。
ダニルソンがマルシオ・リシャルデスにかわされ、
ファグネルがなんとかワンタッチをし、
大島秀夫が楢崎正剛の股を抜いてゴール。
本当に残念な同点弾でした・・・。
これを私なりに分析してみます。
Mixiなどの書き込みでは、
「ダニルソンがイエロー覚悟で止めてくれればよかった」
「増川がファグネルを抑えてくれればよかった」
「闘莉王のポジションが、逆側であれば防げた」
という意見が目立ちました。
私が見るに、増川はどうしようもなかったと思います。
ファグネルはパスをしようとしたのではなく、「なんとかボールに触った」のだから。
それがたまたま大島の前に転がり込んでいます。
続いて、闘莉王ですが、あれを予測するのはかなり難しいと思います。
リシャルデス⇒ファグネル⇒大島のあの流れを予測するなど、不可能だったと見ていいでしょう。
となると、やはりダニルソンが「戦犯」ということになってしまう気がします。
あの失点は、「ダニルソンのところでしか止められなかった」と考えるべきでしょう。
ストイコビッチ監督の「イエロー覚悟でダニルソンに止めて欲しかった」という旨の発言は、正に的を得ていると思います。
さて。
こうなると、ダニルソンを悪者にしたくなるかと思います。
が、しかし。
私は、「いかにして、ダニルソンがリシャルデスにかわされる場面が生まれたか」
を見て欲しいと思います。
いかにして、リシャルデスのところにボールが行ったのか?
答えはずばり、「阿部からの中央へのクロスの失敗」からなのです。
実は、闘莉王が点を取った後、阿部は少なくとも3回、
敵のCBの中央へ長いクロスを上げています。
右サイドの杉本か、はたまた、“中央にいるはずのケネディー”に向かって蹴りあげてたわけです。
しかし、クロスの先には味方はおらず、相手CBがセーフティーにキャッチ。
そして、リシャルデスへと繋がって行ったのです。
阿部がクロスによって、相手CBにいとも簡単にボールを渡してしまったシーンが3回。
これを私は問題視したい。
あそこはバックパスを多用してでも、“キープ”して欲しかった。
阿部がロングフィードをした理由は、
1.「前線へフィードせよ」というストイコビッチ監督からの指示
2.「同点弾を取る!」と必死である敵FWからのプレッシャー。
だったのではないだろうか。
「何とか敵の攻撃を耐え忍んで得たボールを、いち早く前線へ」
という必死の、そして必然的な感情が、阿部にロングフィードを選択させていたはずです。
そこに、大いなる改善点があると私は見ます。
ボールを取った直後、急がず、慌てず、
「カッコ悪く見られがちなバックパス」
「サイドライン際でボールを足元にしっかりキープし、相手に当てて出す」
という2つを巧みに使うのが良いと思います。
アレックスこと、三都主アレサンドロはこれがうまい。
鹿島の小笠原もうまい。
ちなみにガンバの場合はパスの“つなぎ”がうまい。
我らが名古屋グランパスが鹿島アントラーズやガンバの様な“試合巧者”になるには、あの時間帯での、処理を改善する必要があります。
「カッコ悪く見られがちなバックパス」
「サイドライン際でボールを足元にしっかりキープし、相手の足に当てて出す」
ということの2つが“確実な策”だと思います。
さて。
さんざん、阿部ちゃんに改善提案をしたところで、
今試合での阿部ちゃんの良かったところも述べます。
2つ、良いところが見られたように思います。
1つ目は、相手CB辺りではなく、右サイド前方に走り込む杉本恵太へのロングフィード。
2つ目は、夢生&マギヌンとの連携の中から突如放つ、バイタルエリアへのグラウンダーフィードです。
これがものすごく効果的でした。相手に脅威を与えていましたね。
アレックスも同様に、後者の「グラウンダーフィード」がうまいです。
クロスもいいのだが、味方が左前サイドに走り込んだ時の「グラウンダーフィード」は、アレックスも阿部ちゃんも非常にいいのです。
今試合でも、二人とも効果的な「グラウンダーフィード」をやっていました。
ちなみに、右サイドの田中隼磨にはあまり見られないです。
アレックスor阿部ちゃんが左中盤でボールをキープしたら、
マギヌンor夢生or小川は、とりあえず“中央付近から”左前線に向かって走っておけ!という気さえします。
(ブルゾは、体力が無いのかその場面で走った試しがない気がします・・・)
(縦に並んでちゃダメですよ。オフサイドになるから。“中央付近から走る”というのがミソだと思います)
(イメージとしては、日本代表VSブラジル戦での「三都主⇒玉田ゴール」のシーンが理想です)
頑張れ!阿部翔平!
試合巧者となれ!
さて。
他の選手についても軽く触れておきます。
闘莉王⇒ 完璧。
隼磨 ⇒ ディフェンス完璧。オフェンス慎重ぎみだった。
増川 ⇒ 完璧。
小川 ⇒ ミドルシュート打て。ゴール前で落ち着け。
吉村 ⇒ 完璧。
ボールの散らしが中村直志以上だったかも。
阿部ちゃんが入りたてでイマイチだった時、ナイスカバー連発。
ブルゾ⇒ 75点かな。及第点。
三都主⇒ 完璧。
金崎 ⇒ 80点。コーナーキック取りまくるのがGood.
マギヌン⇒ 80点。
あんたのデキがチームのデキに直結してます。
ケネディー⇒ 70点。ゴール決めて欲しい。。
今日は良いクロスが少なかったけど。
ダニルソン⇒ 40点。失点により落第点。直志、吉村を見習って欲しい。
阿部 ⇒ 49点。
3本の“安易なフィードミス”が失点を呼び込んだ!
楢崎 ⇒ 59点。
あなたには“股抜き”は似合わない。
あなたには“神がかり的セーブ”こそが似合うのです。
以上です。
我ながら、全力で頑張っている選手たちに対して失礼なコメント&批評だなぁ、と思います。
お許しを。
とにかく、ボールがよく動く、質の高い試合でした。
引き分け、残念。
Posted by Rito
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